火星世界の冒険をディズニーが3D映像で描く劇場版アニメ「少年マイロの火星冒険記 3D」の主人公・少年マイロの吹き替えに、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の子供時代を演じた濱田龍臣(たつおみ)君(10)が起用され、父親役で共演するお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統(したら・おさむ)さん(37)とともに3日、アフレコの公開収録に臨んだ。
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濱田君はたくさんの取材陣に囲まれ、少し緊張した面持ちだったが、元気に「よろしくお願いします!」と一礼。火星にさらわれそうになったママをマイロが助けようとするシーンに臨み、偶然、宇宙船に乗ってしまい、空に上っていくマイロの興奮を堂々と表現した。続いて設楽さんが登場し、2人並んで電話越しの会話シーンを披露。初共演の2人だがすでに息はぴったりで、設楽さんが「よし! がんばろう!!」と濱田君の緊張をほぐす場面も見られた。
収録後、報道陣の取材に応じた濱田君は、「マイロのお母さんのしつけは厳しいが、お母さんにしかられたことは?」という質問に「朝、コタツで寝ていると、『何寝てるの!!』と怒られます」と恥ずかしそうに明かし、設楽さんが「コタツで寝ると気持ちいいのにねえ」と優しくかばうと、会見場はなごやかな空気に包まれた。続いて「もし濱田君のような息子がいたらどうですか?」と聞かれた設楽さんは「彼は天才ですよ。本当に大人みたいですよね」とコメント。「設楽さんみたいなお父さんはどうですか?」と聞かれた濱田君も、「すごく面白いし、設楽さんがお父さんだったらうれしいです」と話し、本当の親子のような雰囲気で受け答えしていた。
このほか「身近に火星人のような人はいますか?」という質問に設楽さんは「日村です!」と相方の名前を即答。取材陣を笑わせ、「設楽さんには実際に娘さんがいますが、将来、彼氏を連れてきたらどうですか?」という質問には「芸人はやめてほしいですね。濱田君みたいな子だったらいいですね」と最後までベタ褒めしていた。
同映画は、母をさらわれた少年・マイロが繰り広げる大冒険を描くアトラクションムービー。物語は、いつもケンカばかりしていた母親が何者かに連れ去られ、必死に行方を捜すマイロが宇宙にまで飛び出し、高度な科学と文明を誇る火星に到着するところから始まる。未知なる発見の連続、命がけの救出劇、そして火星で出会う素晴らしい仲間たち……。マイロの冒険は、やがて火星に秘められた恐るべき謎を解き明かしていく。映画は4月23日から公開予定。(毎日新聞デジタル)
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