マンガ新連載:「ジャポニカの歩き方」大使館の仕事がテーマ 最初は実体験に基づくベトナム戦争末期のラオス

西山優里子さんのマンガ「ジャポニカの歩き方」のイラスト(c)西山優里子/講談社
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西山優里子さんのマンガ「ジャポニカの歩き方」のイラスト(c)西山優里子/講談社

 雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「Harlem Beat(ハーレムビート)」の西山優里子さんが大使館の仕事を題材にした「ジャポニカの歩き方」の連載が、8日発売の「イブニング」(講談社)7号で始まった。

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 連載は第0話「ラオスのゆりこちゃん」から始まる。ベトナム戦争末期の1975年。隣国ラオスの首都ビエンチャンにある日本大使館に、参事官の娘で、元気いっぱいの8歳の少女・ゆりちゃんがいた。米軍の敗色が濃厚で、ラオスに戦火が及ぼうとしていたが、ゆりちゃんは「私はラオスにずっといるもん」と言い切り、すっかりなじんでいる様子。だが戦火は確実に首都へ迫り、好きな人たちが次々といなくなる……というストーリーだ。西山さんは「初めての青年誌でものすごくハラハラドキドキしています」とコメントしている。

 ◇イブニング編集部

 週刊少年マガジンで「ハーレムビート」「DRAGON VOICE」などのヒット作を生み出した西山優里子さんの青年誌デビュー作です。

 海外になんか絶対に行きたくなかった主人公・青海空土が、やむにやまれぬ事情で「在外公館派遣員」として某発展途上国の日本大使館で働くことになるというお話です。誰もが知ってるけど実際に何をやってるかはあまり知られていない大使館のお仕事を、在外公館派遣員から描いていきます。

 実は西山さんはお父さんが元外交官で、ご本人もベトナム戦争末期のサイゴン陥落時に、ご家族と共にラオスにいらっしゃった経歴の持ち主。プロローグは1975年の西山さんの実体験を描いていただきました。西山さんにしか描けないリアルな「大使館の日常」を、どうかお楽しみください!

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