東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、2~8日の集計を基に、中古市場の今を語ってもらいます。
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3DSの発売に沸いた前回とはうって変わって静かな週となりました。ファイナルファンタジーシリーズの人気キャラクターが勢ぞろいした「ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー」(PSP、スクウェア・エニックス)がぼちぼち売れたぐらいでソフト市場は静かでした。一方、3DSやPSPの本体の売れ行きは相変わらず好調で、本体市場は大いに盛り上がっています。「ディシディア」の限定版本体もあっという間に完売。プレミア価格にはなっていないところをみると、限定版だからというよりは、正直PSPであれば何でもいいという傾向がみてとれます。
中古市場のトップは今週も「モンスターハンターポータブル3rd」(PSP、カプコン)。売り上げ本数も2位以下の倍以上と絶好調。発売から3カ月以上が経過したこの時期でもここまで売れているということは、他のタイトルにも影響を与えているということでしょう。「ファンタシースターポータブル2インフィニティ」(PSP、セガ)などの有力タイトルがもう一つ伸びきれていない一因かもしれませんね。
今週は「真・三國無双6」(PS3、コーエーテクモゲームス)一色の展開と予想。作品自体の人気に加え、ライバルがいないこの時期での発売は好材料で期待できそう。一番盛り上がっているPSPですが、今週は「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚− 再閃」(バンダイナムコゲームス)、「フェアリーテイルポータブルギルド2」(KONAMI)あたりが注目作でしょう。ただ、「るろうに剣心」はさすがに今さら感がぬぐえないですし、前作が人気だった「フェアリーテイル」ですが、「ファンタシースター」が、「モンスターハンター」の影響を受けてしまっている現状から考えると厳しいかもしれません。
1位 モンスターハンターポータブル 3rd(PSP)
2位 キャサリン(PS3)
3位 ファンタシースターポータブル2インフィニティ(PSP)
4位 SDガンダムGジェネレーションワールド(PSP)
5位 ザ・サード バースデイ(PSP)
6位 逆転検事2(DS)
7位 戦場のヴァルキュリア3(PSP)
8位 テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3(PSP)
9位 ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー(PSP)
10位 戦国無双3 Z(PS3)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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