天地明察:冲方丁の直木賞ノミネート作がマンガ化

マンガ「天地明察」のイラスト(c)冲方丁・槇えびし
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マンガ「天地明察」のイラスト(c)冲方丁・槇えびし

 江戸時代の天文歴学者・渋川春海の生涯を描き、第143回直木賞にもノミネートされた冲方丁(うぶかた・とう)さんの小説「天地明察」(角川書店)が「月刊アフタヌーン」(講談社)でマンガ化されることが25日わかった。4月25日発売の同誌6月号から連載を始める。

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 「天地明察」は、江戸時代前期を舞台に、囲碁棋士の名門に生まれながら、和算に興味を示し、後に日本初の独自の暦となる「大和暦」を作り上げていく安井算哲こと渋川春海が、不正確な古い暦を変えるために苦闘する姿をつづった小説。09年11月に発売され、38万部を発行している。第31回吉川英治文学新人賞、10年の本屋大賞を受賞している。

 3月25日発売の同誌5月号では、連載の告知と併せ、槇えびしさんが絵を担当すると発表している。初回は92ページの予定。(毎日新聞デジタル)

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