3年B組金八先生:ファイナル4時間SP 視聴率は19.7% 金八ついに定年、卒業生152人が登場

 32年続いた学園ドラマ「3年B組金八先生」(TBS・MBS系)の完結編となるスペシャルドラマ「3年B組金八先生・ファイナル『最後の贈る言葉』4時間SP」が27日放送され、平均視聴率は19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。俳優の武田鉄矢さん(61)が演じてきた“金八先生”がついに定年退職を迎えた。 

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 同シリーズは79年からスタートし、これまでに連続ドラマ8シリーズとスペシャルドラマ11回が放送された。中学3年生という多感な時期を描き、当時の流行語になった「腐ったミカン」をはじめ、「15歳の母」「イジメ」「学級崩壊」などをテーマに視聴者に衝撃を与えた。00年代のシリーズでも「援助交際」「キレる少年」「高齢化社会」などが実社会を反映しながら描かれ、最終の第8シリーズ(07年10月~08年3月)までに約240人の卒業生を送り出してきた。完結編の今作には、近藤真彦さんら総勢152人もの「桜中3B卒業生」が出演し、金八先生と世話の焼ける後輩を助けるため、さまざまな場面で登場した。

 ドラマは、定年退職を控えた桜中学3年B組の担任教師・坂本金八(武田さん)が桜中学に転入してきた札付きの不良・景浦裕也(岡本圭人さん)を3Bと共に卒業させようと手を焼くが、当の本人は全く意に介さない。そんなある日、3Bの黒板に悪質な落書きがされ、犯人と決め付けられた景浦は、大暴れして教室を飛び出していく。一方坂本家では、金八の娘・乙女(星野真里さん)の結婚式が近づいていた。息子に続いて愛娘が家を出ることに、金八は一人ぼっちになる寂しさを感じていた。さらに、定年を目前に自身の体調不良が気がかりな金八は、生徒の前では気丈に振舞うものの……というストーリー。(毎日新聞デジタル)

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