注目アニメ紹介:「C」 「お金」がもたらすさまざまなドラマ 異世界“金融街”でのバトルも

テレビアニメ「C」のビジュアル(C)「C」製作委員会
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テレビアニメ「C」のビジュアル(C)「C」製作委員会

 「お金」によって引き起こされる「恐怖」と「欲望」を描くオリジナル作品「C」が、14日からフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送される。

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 舞台は20XX年の日本。政府系金融機関「ソブリン・ウェルス・ファンド」による政府資金の運用が成功し、奇跡的に財政再建を果たす一方、就職難や、リストラによる生活苦など経済回復には至らず、失跡者や自殺者も急増し、人々の心に閉塞(へいそく)感が渦巻いていた。そんな中、公務員になってマイホームを持つことを夢見る経済学部の大学生・余賀公麿(よが・きみまろ)は、ミダス銀行の真坂木(まさかき)と名乗る怪しい男と出会う。「あなたの未来を担保にしてお金を貸します、才覚で運用してみませんか?」と真坂木に誘われてたどり着いたところは“金融街”だった……。

 見どころは、金に代えられない「価値」までも数値化してしまう異様な世界「金融街」での、「取引(=バトル)」と「投資」による奇妙な戦い。公麿は「アントレプレナー」(起業家・プレーヤー)となり、「アセット」(戦闘のパートナー)とともに勝ち続けなければならない。これまで「モノノ怪」で「怪異」の世界、「空中ブランコ」で「精神」の世界をそれぞれ表現してきた中村健治監督によって、我々の身近にありながら、さまざまな謎をはらむ「金」と「未来」が掘り下げられていく。

 主人公の公麿は、「機動戦士ガンダムUC」のバナージ・リンクス役の内山昂輝さん、“金融街”で公麿と行動を共にするパートナーの真朱を「かんなぎ」のナギ役の戸松遥さん、真坂木は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の枢木スザク役の櫻井孝宏さんが担当する。脚本は「デュラララ!!」や「バッカーノ!」の高木登さんが手がける。アニメーション制作は、「ヤッターマン」、「SKET DANCE」のタツノコプロだ。

 放送は、フジテレビで14日から木曜深夜0時45分、関西テレビで19日から火曜深夜1時58分、BSフジで5月21日から土曜深夜1時半ほか。(毎日新聞デジタル)

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