松雪泰子:アンパンマンの声優に「子供たちに元気を」 新米ママ大沢あかねも

劇場版「アンパンマン」の声優を務める松雪泰子さん(左)とココリン (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2011
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劇場版「アンパンマン」の声優を務める松雪泰子さん(左)とココリン (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2011

 ドラマ「Mother」で少女を誘拐する難役を演じ、自身も小学生の子どもを持つ女優の松雪泰子さんがアニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版23作目「それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星」で、「ココリン」役の声優を務めることが21日、明らかになった。また、10年9月に第1子を出産したタレントの大沢あかねさんも同時上映の「うたって てあそび アンパンマンともりのたから」で、キャラクター「キンタン」の声を担当する。

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 「すくえ!ココリンと奇跡の星」は、アンパンマンの原点でもある「食」がテーマ。遠い宇宙の「ヘンテ星」の危機を救うため、アンパンマンワールドへ助けを求めにやってきたココリンは、ジャムおじさんの作ったパンを食べて、そのおいしさに驚く。それまで食事といえばカプセルだけで、“食べる喜び”を知らなかったココリンは、パン作りを習ってヘンテ星の危機を救おうと張り切るが、みんなが口にする「まごころこめて」という言葉の意味が分からない。パン作りを投げ出しそうになったココリンの前にばいきんまんたちが現れる……というストーリー。

 ココリンを演じる松雪さんは「たくさんの夢や希望を子供たちに与えてくれるアンパンマン。もちろん、私のファミリーの子供たちも大好きな作品です。震災後の今、大変な状況だからこそ…未来ある子供たちに心の底から笑って楽しむ喜びと、夢を持ち続け、あきらめないことの大切さを伝えたい…子供たちに、たくさんの元気を届けたいと思っています」とコメントしている。

 大沢さんが演じるキンタンは、キンタローの孫娘で明るく元気な力持ちというキャラクター。「私も母として子供と楽しんでみたいと思っているので、子供たちだけではなくお父さん、お母さんにも一緒に楽しんでもらいたいと思います。そして震災で大変な思いをされている皆様に、アンパンマンを通して一人でも多くの皆様の顔に笑顔が戻りますように……。そんな夢と希望を届けられるようなお手伝いが少しでもできるよう頑張りたい」と語っている。

 原作者のやなせたかしさんは「お二人の声優参加が決まりとても喜んでいます。今回の映画を通じて、より多くの子供たちに勇気と元気、そして笑顔が届くことを願っています。『ああ、アンパンマン やさしい君は いけ! みんなの夢まもるため』」と、東日本大震災の被災者にも勇気を与えた「アンパンマンのマーチ」を引用して、呼びかけている。

 劇場版アニメ「それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星」は、7月2日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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