吉本興業と表参道ヒルズが共同開催する東日本大震災支援イベント「smile bazar」の記者会見が22日開かれ、お笑い芸人の陣内智則さんら所属のお笑い芸人らが登場した。陣内さんは、「僕たちのできる笑いで少しでも勇気や元気を与えることができたら。こういうときだからこそお笑いを届けていこうと思います」と意気込みを語った。両親が故郷の宮城県東松島市で被災したお笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘さんは「避難所の両親に会ったときに、あっちの方が盛り上がっていて、笑いって本当に大切だなと。元気になるんで、一生懸命笑いをやろうと思いました」と決意を表明した。
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「smile bazar」は、「100人の芸人が表参道から100万人を笑顔に」をコンセプトに、さまざまな芸人が参加するお笑いセミナーや、お笑いに関するデジタル技術を駆使した体験アトラクションなどが開かれる。現在、約200人の芸人が参加する予定。会場では、出演者の生写真のチャリティー販売(1枚200円)や、吉本芸人の音声が入った募金箱などを設置。集まった義援金は、日本赤十字社を通じ、寄付される。
会見には、「パンサー」のメンバーのほか、レーザーラモンRGさん、お笑いコンビ「はんにゃ」「ハイキングウォーキング」、「COWCOW」の多田健二さん、「Bコース」のハブさんらが登場。風水トレーナーのシウマさんと風水を利用した恋愛開運術セミナー「恋に効く琉球風水」を開く「ハイキングウォーキング」の鈴木Q太郎さんは、「嫁との相性を占ってもらおうと思います。ダメだった場合は(結婚生活を)やめちゃおうかなと」と冗談を飛ばすと、陣内さんから「やめた場合はここで記者会見やらないと。ちょうど後ろの部屋で。僕本社で記者会見ってトラウマあるんでやめてください」と、自分の経験を語り、会場を笑わせていた。
「smile bazar」は29日~5月8日の10日間、表参道ヒルズ地下3階の「スペースオー」で。入場は無料だが、一部のセミナーは有料。(毎日新聞デジタル)