杏:大の読書家「言葉を大事にしていきたい」 ドラマ「名前をなくした女神」主演

「毎日湯船につかるようにしている」という杏さん
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「毎日湯船につかるようにしている」という杏さん

 モデルや女優として活動する杏さんが初主演している連続ドラマ「名前をなくした女神」(フジテレビ系)が放送中だ。初めての母親役に挑戦した杏さんは、子供の小学校受験を軸にした「ママ友」らとの複雑な人間関係に巻き込まれていく……。撮影中のスタジオにおじゃまして、杏さんに美しさについての考え方など、こだわりについて聞いた。(服部美央/毎日新聞デジタル)

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 杏さんは、自身がきれいだと思う女性は?という質問に「笑顔がすてきな女性。“これで”いいじゃなく、“これが”いいと思っている人。男女問わず、自分の言葉を持っていたり大切にしていたりする人。言葉の力を信じている方がすてきだと思う」と例を挙げた。特に言葉については思い入れがあるようで「言葉だけでも人を助けることができると思うので、大事にしていきたい」と語る。

 言葉の重要性を実感している杏さんは、幼いころから本が好きで、現在は「1年間で100冊ぐらい本を読む」という読書家。仕事を始めてから読む機会がさらに増え、外出のときはどんな小さいかばんを持っていてもそのかばんに合うサイズの本を入れているそうで「必ず本を持ち歩くようにしています。不意に待ち時間があったり、ぽっかり時間が空いたときに本があると何時間でも(大丈夫)。本があればなんでもできそうな気がしちゃう」と心の底から本好きのようだ。

 本のジャンルや選ぶときの決め手は「歴史の本が一番多いですが、基本的にノンジャンル。せりふを覚えたりしているときは小説などの“物語”ではなくて(事実を)検証している本やエッセーなどを読みます。本屋でポップや帯、表紙を見て買ったりすることもありますね」と守備範囲が広い。人から薦められた本は「思い出せないともったいない」と、その場でメモや携帯電話に入力するなどして書名を控えておくことを欠かさない。

 また「毎日湯船につかること」も心がけているという。入浴するのはだいたい夜だが、朝や仕事が終わった後などにも入るそうで「暑いと思っていても意外と体が冷えていたりするので、1日1回はできるだけお湯をはって、リラックスのためにも肩までつかるようにしている」という。

 現在撮影中のドラマ「名前をなくした女神」では、「ママ友」役の尾野真千子さんや倉科カナさん、りょうさん、木村佳乃さんらと共演中。「この現場で初めてだなと思ったのが、みなさんが(撮影現場に)スチーマーを持ってきていること。いつもメークの前にスチームをあてる光景がある」といい、杏さん自身も愛用し始めたという。「メークしている時間がすごく長くなって、なかなか落とせないので、ベース(メークで)しっかり保湿をしておくと後々いいのかな」と徐々に効果を感じているようだ。

 次回は、ドラマ「名前をなくした女神」の撮影現場の様子などを聞く。

 <プロフィル>

 あん。86年4月14日生まれ。東京都出身。女性ファッション雑誌「non-no」(集英社)の専属モデルを経て「Oggi」(小学館)の専属モデルを務める。07年にスペシャルドラマ「天国と地獄」(テレビ朝日系)で女優デビューし、09年はNHK大河ドラマ「天地人」や「華麗なるスパイ」(日本テレビ系)、「サムライ・ハイスクール」(日本テレビ系)、10年に「泣かないと決めた日」(フジテレビ系)などのドラマに出演。映画は08年の「櫻の園」、10年の「BANDAGE」などに出演。10年11月に「LIGHTS」で念願の歌手デビューを果たしている。杏さんが初主演している連続ドラマ「名前をなくした女神」(フジテレビ系)は毎週火曜午後9時からフジテレビ系で放送中。

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