注目映画紹介:「映画クレヨンしんちゃん」第19弾 しんのすけがスパイに? 関ジャニ∞が声優に

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」の一場面 (C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2011
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「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」の一場面 (C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2011

 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版アニメ第19弾「嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」(増井壮一監督)が全国で公開中だ。今回は主人公の野原しんのすけが謎の少女の手ほどきでスパイに変身。アクション仮面の正義のカプセルを奪い返すため、悪の博士の研究所に潜入する……。おバカな幼稚園児、しんのすけが「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズばりのアクションで大活躍。

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 故・臼井儀人さんが90年から「漫画アクション」(双葉社)で連載を開始したマンガが原作。コミックスは50巻に達し、関連書籍や海外での発行分を含めて、発行部数は累計で9600万部を突破している。92年からテレビ朝日系でアニメが放送を開始し、93年からは劇場版アニメが公開された。劇場版は今作で19作目を数える。生意気でいたずら好きな埼玉県春日部市の5歳児・野原しんのすけが、家族や友だち、周囲の人々を巻き込み大騒動を引き起こす。

 劇場版19作目は、突然しんのすけの前に国籍不明の少女レモンが現れ、しんのすけのヒーロー「アクション仮面」から「しんのすけくん、君の今日からアクションスパイだ。正義のために一緒に戦おう!」というメッセージを伝えるところから始まる。すっかりその気になったしんのすけは、レモンの指導でスパイ訓練を開始し、レモンとスパイコンビを組むまでに成長。そしてついにしんのすけにアクション仮面から指令が届いた。それは「悪の博士が隠し持っている正義のカプセルを奪い返してほしい」という内容だった。果たしてしんのすけがスパイに選ばれた理由とは? また正義のカプセルとは何か? そしてレモンの真の目的は?

 変装、潜入、秘密道具など、スパイになりきってミッションを遂行するしんのすけのアクションが最大の見どころだが、家族の間に秘密が生まれ、信頼関係が揺らぎ始めて裏切り、愛情、友情など人間関係やきずなの大切さなども描かれている。しんのすけの声の矢島晶子さん、母みさえ役のならはしみきさん、父ひろし役の藤原啓治さん、妹ひまわり役のこおろぎさとみさんらおなじみのメンバーに加え、今回は声の特別出演でアイドルグループ「関ジャニ∞」の村上信五さんと大倉忠義さんが登場。悪の博士の助手役を担当している。主題歌は「関ジャニ∞」の「イエローバンジーストリート」が起用されている。映画は16日から全国東映系で公開中。(毎日新聞デジタル)

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