2日発表された4月30日、5月1日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、4月16日に公開された「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」が、首位に返り咲いた。2位は前週首位の「GANTZ PERFECT ANSWER」で、公開9日間で累計動員約112万4000人、興行収入13億7000万円と、公開2週目にして早くも観客動員100万人、興行収入13億円を突破している。
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ゴールデンウイークに入り、日曜日の1日が料金が割引されるサービスデーと重なったこともあり、ほとんどの作品が前週より成績を伸ばした。首位の「名探偵コナン」は累計動員約156万人、興行収入18億2000万円を記録し、3位の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」も土日の観客動員が前週比122%と人気アニメの好調が目立った。
4月29日に公開された新作は、井上真央さんと永作博美さんが出演した「八日目の蝉」が初登場5位に入り、京極夏彦さんの小説「豆腐小僧双六道中ふりだし」を3Dアニメ化し、深田恭子さん、小池徹平さんらが声優を務めた「豆富小僧」が7位に入った。また、4月23日に関西地区32スクリーンで先行公開された「阪急電車 片道15分の奇跡」が29日から全国公開され、前週の7位から6位にランクアップした。
「八日目の蝉」は、直木賞作家・角田光代さんの同名小説を「孤高のメス」の成島出監督が映画化。既婚者の男を愛し、母となることがかなわなかった希和子(永作さん)に誘拐され、4歳まで愛情いっぱいに育てられた恵理菜(井上さん)が、実の両親の元に戻っても普通の生活は望めず、心を閉ざしたまま成長した。大学生になったある日、恵理菜は妊娠したことに気づくのだが、その相手は家庭を持つ男だった。恵理菜は過去と向き合うため、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島に向かうのだが……というストーリー。全国224スクリーンで公開され、30日、1日の土日2日間で観客動員約14万3000人、興行収入約1億6000万円を記録。初日の29日を合わせた3日間で観客動員約19万6000人、興行収入約2億2000万円となった。(毎日新聞デジタル)
1位 名探偵コナン 沈黙の15分
2位 GANTZ PERFECT ANSWER
3位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
4位 ガリバー旅行記
5位 八日目の蝉
6位 阪急電車 片道15分の奇跡
7位 豆富小僧
8位 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
9位 SP 革命篇
10位 英国王のスピーチ
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