謎解きはディナーのあとで:本屋大賞作、実売100万部突破 今年2作目のミリオンセラーに

東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」の表紙
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東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」の表紙

 12日発表されたオリコン週間本ランキング(16日付)によると、11年の「本屋大賞」で大賞を受賞した東川篤哉さんのミステリー小説「謎解きはディナーのあとで」(10年9月発売、小学館)が総合部門で約8万5000部を売り上げ、累計売り上げを約101万6000部とし、ミリオンセラーとなった。今年、同部門で100万部を突破するのは、柴田トヨさんの詩集「くじけないで」(3月21日付)に続いて2作目。

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 「謎解きはディナーのあとで」は、発売から5カ月後の2月に初の首位を獲得。4月12日に発表された本屋大賞の効果もあって同月25日付で9週ぶりに首位に返り咲いて以来、4週連続の首位となった。

 「謎解きはディナーのあとで」は、大企業の令嬢で新米警部の宝生麗子と有能だが毒舌な執事・影山の2人が難事件を解決していくユーモアミステリー小説。なかなか謎が解明できない麗子に、影山がさらっと暴言をあびせるコミカルなやり取りと本格的な謎解きで人気を集めている。月刊少女マンガ誌「プチコミック」(小学館)でマンガ化されている。(毎日新聞デジタル)

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