アニメ「かんなぎ」などを手掛けたアニメ監督で、「ヤマカン」の愛称で知られる山本寛(やまもと・ゆたか)さんが22日、東京・台場の「レインボータウン」で開かれたイベント「痛Gふぇすた」の痛車交流会ブースにサプライズゲストとして登場した。
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「痛Gふぇすた」は、アニメやゲームなどのキャラクターを車体に描いた自動車「痛車」が一堂に集まるイベント。その中で、アニメ「かんなぎ」の舞台のモデルとなった宮城県七ケ浜町で東日本大震災の復興支援活動をしている痛車交流会がブースを設けた。
午後1時半からブースで開かれたオークションには約30人が参加。「初音ミク」や「ブラック★ロックシューター」などの希少なフィギュアなどを競り落としていった。オークションの最後に山本さんが突然登場すると、参加者は一様に驚いた様子で、山本さんはにこやかに笑いながら、オークションの目玉となるアニメ「かんなぎ」のサイン入りDVDセット(1~7巻)と、全話のサイン入り台本セットのポイントを解説していた。オークションが始まると、それまで数千円だった両セットの価格が、一気に跳ね上がり、DVDは8万5000円、台本セットは7万円で落札された。台本セットは、落札者の希望により、七ケ浜町の展示施設に寄贈される予定。
山本さんは、大震災後でアニメ「かんなぎ」のファンが七ケ浜町で被災者の支援活動をしていることを知るとツイッターで自身も支援の意思を表明。15日には同町を訪れて炊き出しをするなど活動を行ってきた。オークションについて山本さんは「(ファンからの)根強い支持があることは幸せなこと。今後も実地の(支援)活動をしていきたい」と話した。(毎日新聞デジタル)
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