優れたデジタルコンテンツを表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’10/第16回AMDアワード」(デジタルメディア協会主催)の授賞式が31日、東京都内であり、アイドルグループ「AKB48」プロデューサーの秋元康さんが「AKB48コンセプト」で大賞となる総務大臣賞を受賞した。秋元さんは「(AKB48は)口コミがネットに乗って広がっていったと思う。10年前だったらここまで有名になっていなかっただろう。人気になるために、僕は“刺さるコンテンツ”を作らなきゃ駄目だと言い続けていました。人気と認知は違う、みんなが知っているものに手を出す人はいないんだ、と。皆さんが評価してくださってうれしい」と喜びを語った。
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「AKB48コンセプト」とは、専用劇場を作り、無名の少女たちが国民的アイドルになっていくプロセスを見せる企画で、劇場の公演にとどまらず、現代の情報通信技術を活用することにより、リアルとバーチャルの新市場を創造した点が評価された。秋元さんは「これからのAKB48のデジタルの可能性にいただいたと思っています。すぐにこれを持って行きまして、(メンバーに)報告したい。これからもAKB48を使って、どんなコンテンツができるのか、皆さんに教えていただきたいと思います。リアルな部分、アナログな部分をどうデジタルにできるか、皆さんにご協力をお願いします」と思いを語った。
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」の年間コンテンツ賞「優秀賞」は10年1月1日~12月31日に国内で発売・発表されたデジタルメディアで表現されたコンテンツやサービスから9作品が選ばれ、さらにその中から、大賞の総務大臣賞とAMD理事長賞が選ばれた。優秀賞はほかに、ゲーム「ポケットモンスターブラック ホワイト」、米グーグルの「アンドロイド」、映画「告白」、小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」などが受賞し、AMD理事長賞は、ゲーム「ポケットモンスターブラック ホワイト」が受賞した。(毎日新聞デジタル)