小栗旬:実写版「荒川アンダー ザ ブリッジ」でカッパに 山田孝之は星になる

「荒川アンダー ザ ブリッジ」で「村長」を演じる小栗旬さん(c)Hikaru Nakamura/SQUARE ENIX(c)中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ
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「荒川アンダー ザ ブリッジ」で「村長」を演じる小栗旬さん(c)Hikaru Nakamura/SQUARE ENIX(c)中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ

 テレビドラマと映画で実写化される中村光さんの人気マンガ「荒川アンダー ザ ブリッジ」の新キャストが発表され、俳優の小栗旬さんがカッパの着ぐるみ姿の「村長」役、俳優の山田孝之さんが星形のマスクをかぶった「星」役で出演することが明らかになった。小栗さんは「本当にやりたくてやらせていただいた役」と作品への入れ込みぶりを明かしながらも「寒い日のウエットスーツはきつかったし、暑い日のウエットスーツはきつかったし、顔にノリをつけまくって汗をかきまくったときの内側の不快感といったらたまらないし。顔からつま先までかかるストレスがあんなに大変だとは思いませんでした」と撮影中の苦労を語っている。

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 「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、「聖☆おにいさん」で知られる中村光さんが「ヤングガンガン」で04年から連載する人気マンガ。自称「金星人」のホームレス美少女「ニノ」(桐谷美玲さん)に助けられ、荒川の橋の下に住み着くことになった大企業の御曹司・市ノ宮行(林遣都さん)が、「村長」(小栗さん)、筋骨隆々の傭兵(ようへい)上がりの「シスター」(城田優さん)、元人気ロッカーの「星」(山田さん)といった個性豊かな住人たちと日々を過ごす……というコメディー。ほかにも、ドジな農場主のP子を元「モーニング娘。」の安倍なつみさん、サディスト美女の牧場主・マリアを女優の片瀬那奈さん、市ノ宮財閥社長の市ノ宮積を俳優の上川隆也さんが演じる。

 山田さんは、出演のきっかけについて「旬君から“やってほしい面白い役がある。オレはカッパやるんだけど、お前星やらない?”と話をもらいました。僕もカッパがいいなと思ったんですが、それでマンガを読んでみて星のキャラクターが面白かったので、すぐ“やる”と答えました」と明かし、小栗さんも「山田君が星になったのもうれしかった」とコメントしている。また、山田さんは「星のかぶりものは頭がかゆくてもずっとかけないし、顔を塗っているので粉塵(ふんじん)がすごいのにマスクもできず、はなもかめず、すすり続けていました」と小栗さんと同様に撮影には悪戦苦闘した様子。しかし、山田さんは「現場の雰囲気がよかった」と話し、小栗さんも「パート2ができたらいいなと思うくらい面白いものができたと思います」と完成度に満足しているようだ。

 テレビドラマは、TBSで7月26日、MBSで7月30日スタート。映画は12年2月に公開予定。(毎日新聞デジタル)

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