約4000万の登録会員数を抱えるゲームサイト「ハンゲーム」(http://www.hangame.co.jp/)を運営するNHNジャパンは14日、インストール不要で遊べる本格派のブラウザーゲームを3タイトル投入することを明らかにした。プレイステーション(PS)でゲームファンの人気を集めたシミュレーションゲームが原作の「ブラウザ カルネージハート Programming Soldier」に加え、シューティングゲーム「プラネット フロンティア」とシミュレーションRPG「シュヴァリエ サーガ タクティクス」の本格的なクオリティーなオリジナルゲームを提供し、家庭用ゲーム機ユーザーの獲得を狙う。
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「カルネージハート」は95年が原作で、PSP版も発売されている人気ゲーム。無人戦闘ロボ「OKE(オーバーキルエンジン)」を操って戦う対戦型のシミュレーションゲームで、行動パターンを記した「チップ」を並べ替え、優れた行動パターンを見つけ、理想の「プログラム」をくみ上げる……という内容。このゲームでプログラムを組み立てる楽しさを知り、実際にゲームクリエーターになった人もいるという。
ブラウザー版は、「A列車で行こう」などのスタジオアートディンクとNHNジャパンの共同開発で、従来のシステムは受け継ぎながら、新たに制御ユニット「Pドロイド」を導入。プログラムとOKEをつなぐという設定で、繰り返し戦うごとに成長していくのだが、ロボット形から美少女タイプまでさまざまなものがあり、戦闘シーンは上から見下ろす2D視点にしてゲーム自体の軽量化を図り、手軽に繰り返し遊べるようにしている。
元々ファンが自ら積極的に大会を開くほどの“競技性”があるが、ブラウザー版も公式大会を開催予定で、応援イベントも開かれるという。21日午後3時までクローズドベータテストの参加者を募集しており、23~30日にベータテストを実施する。7月末日の正式サービスを目指す。
「プラネット フロンティア」は、PSP用ソフト「パタポン2」などを手掛けたピラミッドと共同開発したブラウザーゲームだ。テーマは「簡単にできるスペース冒険ロマン」で、プレーヤーは船長となり、オリジナルの宇宙船を作り、冒険に乗り出す。惑星の探索、資源の発掘、戦闘を繰り返して、宇宙船をより強化、さらなる旅へと向かう……という内容だ。
新機軸の一つは、端から端まで普通に動かせば実際に3日間はかかるという広大な宇宙世界が用意されていることで、準備なく冒険に出るとゲーム内で“遭難”することもあるという。二つ目は、自分だけの宇宙船を作りだせること。パーツの組み合わせ次第で「資源採取を優先する」「戦闘重視型」「高速移動」などとタイプを変えられるため、地域に状況に応じた戦略が重要になる。SFでは定番の未知の宇宙生物との遭遇、秘宝の探索といった演出もある。
また、プレーヤーの不在時に自動航行もできるので、従来のオンラインゲームのようにひたすらパソコンに張り付いて遊ぶのではなく、他のことをしながらプレーできる。5月にはクローズドベータテストを実施済みで、8月のサービス化を目指す。
「シュヴァリエ サーガ タクティクス」は、PSP用ソフト「最後の約束の物語」のイメージエポックと共同開発中の本格派のシミュレーションRPGだ。大陸の北西にある「ブリガドゥール島」にある三つの王国が舞台で、プレーヤーは仲間を集めて部隊を結成し、敵軍を倒していくという内容となる。
最大のポイントは、ブラウザーゲームとは思えぬ華麗なグラフィックで、キャラクターの服やよろいのこまやかな模様、色合いなどもはっきりと描かれる。現在、戦士の「ファイター」、魔法使いの「メイジ」」、回復役の「クレリック」など12種類のキャラクタークラスが公開されている。攻城戦や他のプレーヤーと協力する大規模戦闘もあるという。
さまざまなシナリオを随時追加して家庭用ゲーム機のように1人プレーも楽しめる一方で、協力プレー、対戦プレーにも対応させる。ゲームバランスの調整の難しさから、オンラインのシミュレーションゲームはほぼないが、同作ではその壁に真っ向から挑む。またPS2用ソフト「ひぐらしのなく頃に祭」のオープニング曲を担当した歌手の彩音さんが、主題歌を担当する。ゲームは今夏サービス予定で、スマートフォンと、PS3にも対応させる。
ブラウザーゲームとは、PCへプログラムを組み込む「インストール」の作業が不要で、IEなど「ブラウザー」で遊べるゲームのことだ。手軽に遊べる半面、データが必要となる本格的なゲームには不向きとされていた。NHNジャパンが共同開発を進めている3作品は、業界では名の通ったゲーム開発会社と協力して本格派のブラウザーゲームを作り、海外展開も視野に入れる。
NHNジャパンの黒川文雄・コンテンツ営業企画事業部長は、三つのブラウザーゲームが、家庭用ゲーム機用ソフトと同じアプローチであることを明かしたうえで「ハンゲームが得意なカジュアルゲームに加え、本格派のゲームを出して、家庭用ゲーム機のユーザーも取り込みたい。それを問うのがこの三作品」と意気込んでいる。さらに1タイトルを年内に投入する予定で、今後の展開に注目だ。(毎日新聞デジタル)
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