新垣勉:ファンの震災への思いを楽曲に 被災者の前で歌う

被災した岩手県大船渡市を訪れた新垣勉さん
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被災した岩手県大船渡市を訪れた新垣勉さん

 全盲のテノール歌手として知られる新垣勉さんが、ファンの震災への思いを込めた詞を基に作られた楽曲「青い海よ」を、8月3日に発売するアルバム「平和の歌」に収録することが明らかになった。

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 「青い海よ」は、震災後に新垣さんの元に送られてきたファンからの手紙に、震災についての思いや未来への希望がつづられた歌詞が付いていたことから、宮下博次さんが作曲して制作。新垣さんと交流のあった被災者からの求めで岩手県大船渡市を訪れた新垣さんが、約100人の被災者の前で「青い海よ」を歌った映像がテレビで紹介されたことからCD化を求める声が所属事務所に殺到。急きょアルバムへの収録を決めた。

 震災時は部屋に一人で、「もうだめかと思った」という新垣さんは、「でも、被災者の気持ちを考えるとすぐ何か自分にできることはないかと考えました。そんな時、ファンからの手紙をもらい、『青い海よ』が完成しました。この楽曲が、後世に語り継がれればうれしい限りです」とコメントしている。新垣さんが被災地を訪問した様子は17日のニュース番組「Nスタ」(TBS系)でも放送される。(毎日新聞デジタル)

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