2月に開催された米アカデミー賞で、作品賞やジェームズ・フランコさんの主演男優賞など6部門でノミネートされた「127時間」が18日から公開される。監督と脚本は、作品賞、監督賞などアカデミー賞で8部門に輝いた「スラムドッグ$ミリオネア」(08年)のダニー・ボイルさん。共同脚本も「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイさんが担当した、実話に基づくストーリーだ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
誰にも行き先を告げず、趣味のロッククライミングに出かけたアーロン・ラルストン(フランコさん)。そこで谷底に落ちた彼は、体の一部を岩に挟まれ身動きがとれなくなってしまう。人間の命の限界は127時間。生き抜くための孤独な戦いが始まった……。
この映画のプロデューサーのひとりは、かつて「運命を分けたザイル」(ケヴィン・マクドナルド監督)という再現ドキュメンタリー映画を製作しており、当初、今作もドキュメンタリー映画として作るつもりだったという。ところがボイル監督からドラマ仕立てでの映画化を提案され、それに乗ったことが、おそらく吉と出た。ドキュメンタリーとして撮っていたら、これほどまでに観客の心をつかむことも、話題になることもなかったのではないか。
冒頭から画面分割を使った疾走感たっぷりの映像に引き込まれる。フィルム用、スチール用、デジタルと3種類のカメラを使い、見せ方に変化を持たせ、観客を飽きさせない工夫もしている。さらに印象的なのは、フランコさん演じるアーロンが終始笑っているように見えること。その笑顔は、後半大きな意味を持つ。アカデミー賞ノミネートも納得の名演だ。18日からTOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…
人気グループ「なにわ男子」の長尾謙杜さんが、2025年4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場映画初主演を務めることが11月22日、分かった。ヒロイン役は俳…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…
故・坂本龍一さんが指揮をとった2014年のフルオーケストラ公演「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の模様が映画化され、2…
俳優の今田美桜さんが11月19日、東京都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつに、他のメインキャストと共に出席。美…