MD松尾のヒット解析:「テイルズ」がトップ 「スパ4AE」「ゴールデンアイ」は予想以上の人気

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが6月27日~7月3日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

 「テイルズ オブ ジ アビス」(3DS、バンダイナムコゲームス)が予想通り首位を獲得しました。3DS本体の売り上げも前週比で2割増と好調で、新規ユーザーの取り込みがある程度できたといえそう。2位の「スーパーストリートファイター4 アーケードエディション(AE)」(PS3、カプコン)、3位の「ゴールデンアイ 007」(Wii、任天堂)はどちらも予想以上の人気で欠品してしまいました。特に「ストリートファイター」のこの人気は、プレイステーションネットワークのサービス停止も影響したのでは。

 ◇今週の動き

 今週はZ指定タイトルの「LAノワール」(PS3・Xbox360、ロックスター・ゲームス)のPS3版がトップか。ストーリー性と自由度のバランスがよく、高いクオリティーの作品です。2位はPSP版「地球防衛軍2」の再ブレークも記憶に新しい人気シリーズの米国版「アースディフェンスフォース:インセクトアルマゲドン」(PS3・Xbox360、ディースリー・パブリッシャー)のPS3版と予想。3位には「スーパーストリートファイター4 AE」が入りそうです。

 ◇ランキングは次の通り (6月27日~7月3日・TSUTAYA調べ)

1位 テイルズ オブ ジ アビス(3DS)

2位 スーパーストリートファイター4 アーケードエディション(PS3)

3位 ゴールデンアイ 007(Wii)

4位 ゼルダの伝説 時のオカリナ3D(3DS)

5位 ガンダムメモリーズ(PSP)

6位 ダンボール戦機(PSP)

7位 龍が如く OF THE END(PS3)

8位 メルルのアトリエ(PS3)

9位 BLEACH ソウル・イグニッション(PS3)

10位 シュタインズ・ゲート(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

ゲーム 最新記事