水嶋ヒロ：原作・脚本・出演のガルネクPVが国際短編映画祭で優秀賞に

　俳優で作家の水嶋ヒロさんが原作・脚本を手がけ、出演もしている3人組音楽ユニット「GIRL NEXT DOOR」の楽曲「Silent Scream」（4月13日発売）のプロモーションビデオ（PV）が、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア2011」の「ミュージックShort部門」で優秀賞を獲得した。水嶋さんは、「GIRL NEXT DOORさんのミュージックビデオには、以前から大変刺激を受けておりました。そんな自分に、原作・脚本、さらには出演のお話をいただけたのは、とても光栄なことでした。その上、このような栄えある賞をちょうだいし、本当にうれしく思っております」と喜びのコメントを寄せている。

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「Silent Scream」は、苦悩する女性の内面を表現した歌詞をドラマチックなサウンドで仕立てた楽曲。PVは15分の短編映画に仕上がっており、バレエ一筋のアキ（千紗さん）を中心にストーリーが展開する。大事なオーディションを目前に自分を見失っていたアキは、ドガの絵を盗んできた謎の男の車に引っ掛けられて気を失ってしまう。車を降りてきた謎の仮面の男 （水嶋さん）は顔を見られたと思い、アキをアジトに連れ去る。アキは、徐々に男の優しさに触れて心を開いていく……という謎の男とアキの心の交流を描いたストーリー。映画「タイヨウのうた」「FLOWERS」で知られる小泉徳宏監督が手がけた。

　千紗さんは、撮影について「1週間という短期間でしたが、幼少に習っていたバレエを一生懸命皮がむけるほどトーシューズを履き、無事撮影終了後、先生と抱き合って涙した瞬間は今でも覚えています」と振り返り、「私たちの作品が優秀賞をいただくことになり、本当に驚いています！　そして、なによりもうれしさと喜びで胸がいっぱいです」とコメントしている。

　「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア2011」は、99年にスタートした米アカデミー賞公認の映画祭。今年は、6月16日に東京都渋谷区の表参道ヒルズ「スペース　オー」で開幕し、6月26日まで都内の新宿、原宿、六本木や横浜市などの映画館計5会場で、作品が上映された。「ミュージックShort部門」はストーリー性の強いPVを対象とした賞。なお、優秀賞を受賞したPVは、「Silent Scream」のCD+DVD版に収録されている。（毎日新聞デジタル）