注目アニメ紹介:「輪るピングドラム」 「ウテナ」の幾原邦彦が12年ぶり監督

アニメ「輪るピングドラム」のビジュアル(C)イクニチャウダー/ピングループ
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アニメ「輪るピングドラム」のビジュアル(C)イクニチャウダー/ピングループ

 斬新な演出で90年代に話題を集めたアニメ「少女革命ウテナ」の幾原邦彦さんが12年ぶりに監督として手掛ける「輪(まわ)るピングドラム」が、7日深夜から始まる。両親のいない3人の兄妹が想像を絶する運命に巻き込まれる……というオリジナル作品だ。

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 子供たちだけで暮らす高倉家の兄妹。双子の兄・冠葉(かんば)と晶馬(しょうま)は、入院を繰り返す妹の陽毬(ひまり)と穏やかな日々を送っていた。ある日、陽毬にせがまれて来た水族館で、兄たちは妹とはぐれてしまうが……というストーリーだ。

 見どころは、多くのクリエーターに影響を与えた幾原さんの演出そのもので、奇想天外な展開、ユニークな世界観に期待は集まる。ホームページに書かれたキーワードの「生存戦略」、さらに「ペンギン」や「電車」などの絵文字は何を意味するのか。極限まで露出を抑えた異色のプロモーションも話題になっている。

 長男の冠葉は「ドラえもん」のジャイアン役の木村昴さん、次男の晶馬は「東のエデン」の木村良平さんがそれぞれ演じる。幾原監督が原案、シリーズ構成も担当し、キャラクター原案は、アニメ化もされたマンガ「おとめ妖怪ざくろ」の星野リリィさんが務める。「夏目友人帳」「デュラララ!!」などのブレインズ・ベースが制作する。

 放送は、MBSで7日から木曜深夜2時10分~、TBSで8日から金曜深夜2時25分~ほか。

※放送局・時間は変更される場合があります。

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