「劇団EXILE」による舞台「レッドクリフ」の制作発表が11日、東京都内であり、AKIRAさん主演で「レッドクリフ −愛−」、MAKIDAIさん主演で「レッドクリフ −戦−」の2作品を同時上演することが発表された。会見には主役2人のほか竹中直人さん、陣内孝則さんら俳優陣が登場した。劇団のゼネラルプロデューサーを務めるHIROさんは「同時に異なる劇場で公演をするのは劇団EXILEとしても新たな挑戦、これを機に活躍の場を広げられたら」と話した。
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「レッドクリフ」は映画「レッドクリフ」(ジョン・ウー監督)に刺激された作品で、「レッドクリフ −愛−」は戦乱の世にはかなく燃える愛の物語で、AKIRAさんのほか、映画「レッドクリフ」でも絶世の美女・小喬を演じた台湾出身の女優、リン・チーリンさん、劇団EXILE華組の青柳翔さん、竹中さんらが出演する。「レッドクリフ −戦−」は男たちの野望が渦巻く戦国絵巻でMAKIDAIさんのほか、陣内さん、歌舞伎役者の市川右近さん、KENCHIさんらが出演する。
「劇団EXILE」はHIROさんの「新たなパフォーマンスの平地へ」という願いをもとに結成されたパフォーマンス集団。07年夏の旗揚げ以来、毎年定期公演を行っている。同公演は同劇団にとって過去最大規模の公演となる。
三国志に描かれる「赤壁の戦い」の中心人物となり、知と徳で人心を束ねた知将の周瑜(しゅう・ゆ)を演じるAKIRAさんは「映画版ではあまり描かれていない周瑜をオリジナルでがっつり演じたい」と語り、漢の丞相で乱世の風雲児・曹操を演じるMAKIDAIさんは「曹操はヒール(悪役)として描かれるが、その男が多くの武将、登場人物とかかわっていくことで何を思い戦っていったのかを自分の中で掘り下げている。赤壁の戦いの先に見たものは何かを描けたらと思う。孔明や劉備だったり、戦国の名だたる武将と出会っていくことで人としての感覚を噛みしめて生きていくというヒューマンなところを描けたらと思う」とそれぞれ意気込みを語った。
制作発表には青柳さん、チーリンさん、市川さん、KENCHIさん、「レッドクリフ −愛−」の演出を担当する岸谷五朗さん、「レッドクリフ −戦−」の演出を担当する岡村俊一さんも出席した。「レッドクリフ −愛−」は「ル テアトル銀座」(東京都中央区)で8月8日~31日、「レッドクリフ −戦−」は青山劇場(東京都渋谷区)で8月13日~24日に公演。(毎日新聞デジタル)