林遣都:カッパ姿の小栗旬が「怒ってる?」 実写ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」

「荒川アンダー ザ ブリッジ」完成披露試写会に登場した(左から)桐谷美玲さん、林遣都さん
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「荒川アンダー ザ ブリッジ」完成披露試写会に登場した(左から)桐谷美玲さん、林遣都さん

 中村光さんの人気マンガ「荒川アンダー ザ ブリッジ」を実写化したドラマの完成披露試写会が13日、東京都内で開かれ、連続ドラマ初主演となる林遣都さんと、ヒロインの桐谷美玲さんが登場した。林さんは「皆さんが台本にないアドリブをやって(笑わせて)くるので、顔が緩まないように笑いをこらえるのが大変でした」と撮影を振り返り、特にいたずらを多く仕掛けてきたというカッパの着ぐるみ姿の「村長」役の小栗旬さんについては「小栗さんはメークで固められていて顔が動かせないんですけれど、最初は怒ってるのかなって思ってなかなかうまく話せなかった。何度も(怒ってるのか)聞いちゃいました」と苦笑い。桐谷さんは「カッパ姿のままで休憩をしている。小栗さんがおにぎりを食べているところを見たりして、実は癒やされていました」と撮影の舞台裏を明かした。

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 役作りについて、林さんは「監督に最初に『主演は座長だからね』と言われたのがきっかけで、キャストがみんな僕を『座長』と呼ぶようになった。最初はすごくプレッシャーでした」と困った顔をしたが、「だんだん(呼ばれるのが)心地よくなってきた(笑い)。一番僕がこの作品を愛してやろうと思いました」と熱く語った。自称「金星人」という特殊なヒロインを演じた桐谷さんは「金星人ですからね……。(原作のように)ジャージで生活してみたり、初めて髪をブリーチしたり、地球っぽくない食べ物が好きそうだな、という感じでニノを作ってみました」と話した。

 「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、「聖☆おにいさん」で知られる中村さんが「ヤングガンガン」で04年から連載する人気マンガ。自称「金星人」のホームレス美少女「ニノ」(桐谷さん)に助けられ、荒川の橋の下に住み着くことになった大企業の御曹司・市ノ宮行(林さん)が、個性豊かな住人たちと日々を過ごす……というコメディー。ドジな農場主のP子を元「モーニング娘。」の安倍なつみさん、サディスト美女の牧場主・マリアを女優の片瀬那奈さん、市ノ宮財閥社長の市ノ宮積を俳優の上川隆也さんが演じる。小栗さんのほかにも、星形のマスクをかぶった元人気ロッカーの「星」を山田孝之さん、筋骨隆々の傭兵(ようへい)上がりの「シスター」を城田優さんが演じ、奇抜な姿を披露している。イベントでは、キャストからのビデオレターが上映された。

 林さんは、試写会に集まったファンに「どんな気持ちで見てもらうのか気になってしょうがない。一つ言えることは、必ず後悔させない一日になるんじゃないかな。忘れられない一日になると思います」と胸を張って作品をアピールした。

 テレビドラマは、TBSで26日、MBSで30日スタート。12年2月には同キャストで映画も公開予定。(毎日新聞デジタル)

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