80年代に一世を風靡(ふうび)した元「光GENJI」の山本淳一さん(39)が、7年ぶりとなるソロライブを8月に開くことが明らかになった。「東日本復興を応援しよう!」をスローガンに、ライブハウス「表参道GROUND」(東京都渋谷区)で8月6日に1日2回公演を行う予定で、山本さんは「今年は、40歳一歩手前の30代最後の年。その30代の最後を飾るというよりも、40代という新たな世代の年へ進んでいくにふさわしい“今の山本らしいリアルな姿を映し出した空間”にしていけたら」と久々のライブに意気込んでいる。
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山本さんは、87年にアイドルグループ「光GENJI」のメンバーとして弱冠15歳でデビュー。翌年、「パラダイス銀河」で日本レコード大賞受賞。バラエティー番組などでのコミカルなキャラクターで「バンジー」の愛称でも親しまれ、95年のグループ解散後はソロ活動、ドラマ、舞台などで活躍。お笑い芸人・狩野英孝さんのCDをプロデュースし、インターネット広告の営業にも携わるなどさまざまなジャンルで活動している。
7年ぶりのワンマンライブとなる山本さんは「『ここからまた新しく始めるぞ!』という気持ちですね。そして、『待たせてしまってごめん』『今の僕を、みんなに見てほしい!』という気持ち……。これらの思いを胸に、ほど良い緊張感を抱きながら、本番への準備に取り組んでいます」とコメント。新曲も制作中といい「山本淳一といえば、明るいノリ、ファンキーでラテン(笑い)! そういう雰囲気は何を歌っても自然と出てくるものだと思うので、その“らしさ”を生かしながら、みんなに元気を与えていけたら」と語っている。
また、「光GENJI」についても「スタジオを出たらまたすぐに次の現場へと移動し、そこでもすぐに歌番組やステージを通すなど、目の間に提示された課題に対しての結果を、即座に出さなきゃいけなかった。そういう『とっさなことに対して何ができるか』ではなく、僕らの場合、『それができて当たり前』『とっさなことが起きても、それをできるようにしてなきゃいけなかった』んです」と振り返り、「僕にとって『光GENJI』は、『取ってはいけないワッペンであり、誰にも取られたくないワッペン』なんです。今でも『光GENJI』というワードが、自分をナーバスにさせる言葉に変化することもあるけど、そうやって悩んだり、自分の心と戦いあうことが、『生きてる』って実感を得ることですから。そこは、前向きにとらえています」と話している。
ライブでは震災復興をスローガンに、チャリティーオークションなども予定。山本さんは「改めて『一人はみんなのために、みんなは一人のために』という言葉の意味を再認識できた気がしています。その言葉を認識したうえで、それを僕は、『一人はみんなのために、みんなは一人のために”行動する”』という言葉に変えていきたい」と話し、「この日のライブを通し、懐かしさを感じていただくだけでも構わない。今現在の山本淳一を味わいながら、一緒に歩み続けていくのもいい。とにかく、一緒にこの場で笑顔を分かち合いたいなと思っています。ぜひ、足を運んでください」と呼びかけている。
公演は、昼公演「Cafe and Bar 山本」、夜公演「HOP STEP BANJEE JUMP」の2回で、チケットは昼公演が完売、夜公演が前売券5800円、当日券6300円。16日午前10時から主催の「Ability Management.」の公式サイトで販売する。(毎日新聞デジタル)
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