マイケル・ベイ監督:大阪市長のラブコールに「街壊していいなら」

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」ジャパンプレミアのセレモニーに登場した(左から)シャイア・ラブーフさん、ロージー・ハンティントン・ホワイトリーさん、平松邦夫市長、マイケル・ベイ監督
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「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」ジャパンプレミアのセレモニーに登場した(左から)シャイア・ラブーフさん、ロージー・ハンティントン・ホワイトリーさん、平松邦夫市長、マイケル・ベイ監督

 スティーブン・スピルバーグさんが製作総指揮を務めるマイケル・ベイ監督の人気SFアクション「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のジャパンプレミアが16日あり、大阪市役所(大阪市北区)でオープニングセレモニーが開かれた。市役所前に敷かれたレッドカーペットにベイ監督と主演のシャイア・ラブーフさん、ヒロインのロージー・ハンティントン・ホワイトリーさんが現れると、待ちかねたファンから歓声が上がった。「ようこそ、大阪へ」と3人に花束を贈呈した平松邦夫市長は「日本で唯一のプレミアを大阪で開いていただいたこと、映画ファンの一人として、心から感謝します。ぜひ大阪ですばらしい映画を撮っていただきたい」とベイ監督にラブコールすると、ベイ監督は「大阪の街を破壊する許可をいただければ撮ります」と笑顔で答えた。

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 セレモニーでは、ベイ監督から平松市長へ、サイン入りの「トランスフォーマー」のおもちゃがプレゼントされ、平松市長は「ほんまに知らんかった。もらっていいんですか?」と大喜び。大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)に場所を移して行われた舞台挨拶では、3人が客席を練り歩いてファンの声援に応えた。

 ベイ監督は「日本には何度も来たが大阪は初めて。大阪の道は世界で一番すてきな道だと思います。ロサンゼルスの道はひどいので(笑い)、大阪の業者に作ってほしいです。東京がニューヨークだったら、大阪はカリフォルニアのような気がします」と印象を語り、「先ほど平松市長にお会いして、大阪の町をぶっ壊していいと許可をいただきました」と発表して、会場を盛り上げていた。

 映画は、あらゆるハイテク機器に姿を変えることができる金属生命体「トランスフォーマー」が、正義の“オートボット”と悪の“ディセプティコン”に分かれて戦いを繰り広げるシリーズ第3弾で初の3D作品。6月29日に全米で公開され、初日5日間の興行収入で首位、3D作品でも映画「アバター」を抜いて歴代首位を記録。歴代映画で史上最速となる9日間で全世界興行収入が5億ドルを突破するなど、全世界で記録的なヒットを続けている。

 同映画のワールドツアーはモスクワ、シカゴ、ニューヨークで行われ、大阪でのツアーが最後の地となった。映画は29日から3Dで全国公開予定。(毎日新聞デジタル)

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