鳥居みゆき:「三点倒立で見て」と珍PR 「臨死!! 江古田ちゃん」DVDボックス発売

DVD「臨死!! 江古田ちゃん」場面カット
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DVD「臨死!! 江古田ちゃん」場面カット

 日本テレビ系で放送された実写版「臨死!! 江古田ちゃん」のDVDボックス(バップ)が20日に発売された。主題歌「江古田ちゃんの歌」も担当した主演の鳥居みゆきさんは、DVD化の感想を「ここだけの話、江古田ちゃんやってるの、私なんですよ。言っちゃだめですよ? 絶対内緒ですよ」と答え、「(主題歌で)グラミー賞狙って頑張りますので、応援よろしくお願いします。皆さんお好きな体勢で、三点倒立でご覧ください」と独特の言い回しでPRした。(毎日新聞デジタル)

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 「臨死!! 江古田ちゃん」は、瀧波ユカリさんが05年から「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の4コママンガが原作。西武池袋線の江古田駅近隣に住み、昼は派遣社員やヌードモデルとして、夜はキャバクラで働きながら、運命の人を求める江古田ちゃんの日常を赤裸々に描き、女性を中心に人気を集め、コミックスが5巻で80万部を発行しているほか、「anan」(マガジンハウス)や「Kiss」(講談社)、「日経ウーマン」(日経BP社)といった女性誌にも出張掲載されるなど話題を呼んでいる。

 鳥居さん演じる主人公の江古田ちゃんは、家の中では全裸で過ごす自堕落な生活を送るという異色のキャラクター。鳥居さんとの共通点は「(セットの)部屋は自分の部屋と比べてきれいでしたね。(私の部屋は)もうちょっとでテレビに(ゴミ屋敷と)取り上げられるくらいのゴミの量。家で発生した虫とかを、ペットして飼うところが似ています」と明かした。とは言っても、動物については「苦手なんです。動物の霊がものすごい数ついているって霊媒師に言われたんですよ。だから動物に嫌われるのかな?」といい、「カラスがにらんでくるんですけれど、私勝てます」と胸を張った。

 ドラマは約15分の短編で、派遣先やキャバクラでのエピソード、巨乳、天然ぼけ、ドジっ子など、男性ウケのいい要素を備えた“猛禽(もうきん)”と呼ばれる女性たちとのバトルが描かれる。江古田ちゃんと正反対の性格でガードが堅い「友人M」役に女優の江本純子さん、江古田ちゃんの本命だが遠距離恋愛中の彼女がいるという浮気男「マーくん」を長谷川朝晴さんが演じている。

 江古田ちゃんの派遣社員の仕事について、鳥居さんは「テレオペ(テレホンオペレーター)が楽しかったです。2日間だけやったことがあるんです。本当に」と意外な過去を告白。「クレーム処理だったんですが、私(電話に出て)黙っちゃうんです。相手が怒る気をなくして『聞いてんのかよ、何だよ』って落ち着くので、いつも黙っちゃうようにしていたら、みんな黙る作戦に出ちゃって、上司に『それは違うんじゃない?』って怒られました」と実体験を披露。江古田ちゃんの不毛な恋愛については、「ありかな。結局(相手に)思ってもらえているので、一番とか順位は関係ないというのがいいんじゃないですか。江古田ちゃんにとっても都合がいいんだから、どっちもどっちです」とあっけらかんと話した。

 原作の瀧波さんはドラマ主題歌の歌詞を手がけ、ドラマ撮影にも顔を出したという。瀧波さんの印象を「きれいな人。年代が一緒で、ネット通販とかで服を買ってるところとかが一緒。洋服の趣味は一緒で、同じ服を持っていました。江古田ちゃんは先生がモデルだと思います」と話した。初の主題歌については「昔ショーパブで歌っていたんですが、長くは体力がもたなくて、1番は自力で歌って、2番は口パクだった……」と自信がなさそうだったが、「宮崎あおいちゃんのCMをイメージして、けだるそうな感じは中島美嘉さんをイメージしました。デュエットはキャバクラのナンバー2くらいのイメージで歌ったのがあります」とアピールしていた。

 DVDボックスは3枚組みで価格は1万1970円。未放送エピソードや瀧波さんによる特別描き下ろしエピソード、撮影裏や主題歌のレコーディングに密着したメーキングを含む特典映像57分と、12ページのブックレットが封入されているほか、初回生産分には「特製江古田ちゃんお守り」が付く。

 <プロフィル>

 とりい・みゆき 81年3月18日生まれ、秋田県出身。趣味は般若心経、瞑想(めいそう)、被害妄想。特技はポンピングブレーキ、利きティッシュ、口約束。簿記2級、工業簿記1級、珠算2級の資格あり。

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