ゲーム質問状:「メルルのアトリエ」 岸田メルさん描くさまざまなキャラが登場

「メルルのアトリエ」のパッケージ
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「メルルのアトリエ」のパッケージ

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、お姫様が錬金術を使って開拓事業に乗り出すRPG「メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~」(PS3、ガスト)です。ガストの岡村佳人ディレクターに作品の魅力を聞きました

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−−今作の特徴と、セールスポイントは?

 辺境の国のお姫様である主人公・メルルが、錬金術でアイテムを合成して国を豊かにする「開拓」がテーマになっています。システムとしても、10作以上続いているアトリエシリーズの集大成として、やり込み要素十分な完成度になっているのが特徴です。また、他のRPGとは一味違った、ほのぼのとしたストーリーも好評を博しております。

−−PS3のシリーズでは第3弾になります。今回の開発のコンセプトは?

 シリーズ3作目として、完結編となるようにさまざまな要素に力を入れました。登場するキャラクターやシステムなど、できる限り詰め込んだつもりです。コンセプトとしても大団円を目指して開発してきたのですが、結果的に結末はいつものアトリエと同じような形で落ち着いてしまったので、チャンスがあればきちんとした形で結末を描きたいと思っています。

−−PS3のシリーズで、人気イラストレーターの岸田メルさんをキャラクターデザインに起用したのは?

 これについては、最初から「絶対に評価される」と思ってお願いしました……といったカッコイイことをいいたいところですが、実際にはそういったことはなく、いろいろなイラストレーターの方が候補にいた中から、さまざまな要因があって岸田さんにお願いすることになったということです。

 理由の一つを挙げますと、アトリエシリーズは可愛い女の子以外にも、いかつい男性やお年寄り、中年男性などといったように、さまざまなタイプのキャラクターが登場するので、岸田さんが描けるキャラクターの幅が広そうだったというのが大きいですね。実際に、岸田さんの引き出しはとても多くて非常に助けられました。

−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 3作目ということで、開発初期は内容をどうするかで二転三転ありましたね。最初はアーランドの過去の時代という設定があったりしまして、登場キャラクターも既存キャラクターの先祖、というような形でしたが、その後やはり前作「トトリのアトリエ」の後のお話にしよう、という流れになって、「メルルのアトリエ」が生まれました。

 アーランドは、最後までユーザーのみなさんの注目が大きくて、開発者としても大きな驚きと喜びを感じています。それと同時に、今までよりさらに多くのみなさんの目に触れるということは、満足していただけるハードルも上がっているということであることもひしひしと感じています。

−−最後にファンへ一言。

 メルルのアトリエを遊んでいただいたみなさん、これまで支えていただいて本当にありがとうございます! 興味を持っていただいたみなさんには、ダウンロードコンテンツの配信も控えていますので、ぜひこちらと一緒に遊んでいただけたら幸いです。みなさんのご期待とご要望に応えられるよう、慢心することなく精進しますので、ガストと「アトリエ」シリーズをこれからもよろしくお願いいたします。

ガスト ディレクター 岡村佳人

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