打ち水で節電と夏の過ごし方を呼びかける「原宿神宮前打ち水大作戦」(原宿神宮前商店会、打ち水大作戦本部主催)が23日、原宿の神宮前遊歩道付近の特設会場で行われた。スノーボード選手を引退し、タレントに転身した成田童夢さんがゲストで参加。成田さんは「元スノーボーダーとして、温暖化ということに敏感でして、打ち水もそうですけど環境に対してもいいことを率先してできれば」と語り、原宿神宮前商店会の各ショップの店員や一般の参加者約180人と一斉に水をまいた。
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「打ち水大作戦」は、庭や道路など屋外に水をまいて涼を得る日本古来の風習である打ち水をヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのか、決められた時間にみんなで一斉に打ち水をして、その効果を検証しようとするイベントで、03年からスタート。例年通り、旧暦で一年で一番暑い日とされる大暑である同日から、夏の暑さが和らぐとされる処暑の8月23日まで打ち水強化月間として、全国各地で「打ち水大作戦」を呼びかけていく。
今回の打ち水用の水には、水道水は使わず、明治神宮でためられた雨水約300リットルを使用し、環境にも配慮。参加者が約100メートルある商店街に1列に並び、一斉に水をまくと、多くの人にもかかわらず、ひんやりとした風が感じられた。地表の温度計測も行われ、打ち水前の28.7度から、打ち水後は28.3度に下がったことが確認された。(毎日新聞デジタル)