HUNTER×HUNTER:アニメ新主役の潘めぐみが号泣 母・潘恵子からアドバイスも

アニメ「HUNTER×HUNTER」の制作会見に登場した(左から)浪川大輔さん、沢城みゆきさん、潘めぐみさん、伊瀬茉莉也さん、藤原啓治さん
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アニメ「HUNTER×HUNTER」の制作会見に登場した(左から)浪川大輔さん、沢城みゆきさん、潘めぐみさん、伊瀬茉莉也さん、藤原啓治さん

 累計5500万部を発行している人気マンガ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」のアニメ版(日本テレビ系、10月から放送)の制作会見が13日あり、主人公・ゴンの声を務める潘めぐみさんら出演者が登場。「小学生のころに初めて自分のお小遣いで買ったマンガが『ハンター×ハンター』でした」と語った潘さんは、感極まって思わず涙を流し、キルア役の伊瀬茉莉也さんももらい泣きして2人で涙をぬぐった。

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 「ハンター×ハンター」は、冨樫義博さんが98年からマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始し、コミックスは累計5500万部(1~29巻)を誇る人気作。幼いころに別れた父と同じ「ハンター」になることを夢見る少年・ゴンが、生まれ育ったくじら島を旅立ち、同じくハンターを目指すキルア、クラピカ、レオリオと、難関として知られるハンター試験合格を目指す……というストーリー。現在、原作では驚異的な力を持った生物「キメラアント」との死闘が描かれている。

 100人を超えるオーディションから見事ゴン役を射止めた潘さんは、アニメ「機動戦士ガンダム」の人気キャラクター「ララァ・スン」役で知られる母・潘恵子さんからオーディションの前に「ゴンになってらっしゃい!」と激励されたことを明かし「やっぱり母のひと押しが大きかった。ゴンはものすごいスピードで成長していくので、私もゴンに負けないように頑張って成長していきたいです」と意気込んだ。

 神志那弘志監督は、「日テレといえば『ハンター×ハンター』と言われるぐらいの作品にしていきたい。1年2年で終わらせることなく長くやっていきたい」とアピール。伊瀬さんは「声優を目指すきっかけとなった作品に、私が携わることができるなんて夢にも思っていませんでした」と話し「特に思い入れのあるキルアなのでうれしさと同時にプレッシャーも感じていますが、私らしく演じていきたい」と語った。

 クラピカ役の沢城みゆきさんも「(潘さん、伊瀬さんと比べて)私はお姉さんになるので落ち着いてしっかり演じていきたい」とし、レオリオ役の藤原啓治さんも「(スーツを着て大人っぽい印象の)レオリオの年齢が10代だと知ってびっくりしました。差別化を図って作品をもりたてていければ」と抱負を語った。また、ヒソカ役の浪川大輔さんは「まっすぐな作品に対していい味付けになれれば。これまでのファンの方が持つヒソカ像に応えられることはもちろんさらに新しいヒソカを演じていきたい」と意欲をにじませていた。

 アニメーション制作は「デスノート」「NANA」のマッドハウス。「ドラゴンボールZ」「フレッシュプリキュア!」の前川淳さんがシリーズ構成、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」「スレイヤーズ」の吉松孝博さんがキャラクターデザインをそれぞれ担当する。放送は10月2日から毎週日曜午前10時55分。(毎日新聞デジタル)

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