X JAPAN:初のサマソニでTAIJIとHIDEにささげる“Xジャンプ”

「SUMMER SONIC 2011」東京公演に出演する(左上から)レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ビーディ・アイ、X JAPAN (C)SUMMER SONIC 2010 All Rights Reserved.
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「SUMMER SONIC 2011」東京公演に出演する(左上から)レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ビーディ・アイ、X JAPAN (C)SUMMER SONIC 2010 All Rights Reserved.

 現在ワールドツアー中の人気ロックバンド「X JAPAN」が14日、QVCマリンフィールド(旧千葉マリンスタジアム)で開かれた夏の大型音楽イベント「SUMMER SONIC(サマーソニック)2011」に初登場。「紅」「Rusty Nail」など代表曲の数々を披露し、亡くなったTAIJIさんやHIDEさん、東日本大震災の犠牲者者のために、会場全体で1分間の黙祷をささげた。ラストの「X」では、スクリーンの左右に「In Memory of TAIJI」「In Memory of HIDE」の文字も映し出され、スタンドとアリーナのすべての観客が“Xジャンプ”を連発し、スタジアムを揺らした。最後は、メンバーが並んで、手を組んで客席に感謝した。

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 ライブは、夕闇が迫る中、QVCマリンフィールドのメーンステージに、時間通りに登場したX JAPANは、ファンの“Xポーズ”に迎えられた。YOSHIKIさんが赤いシャツを脱ぎ捨て、上半身裸で“Xポーズ”を披露してスタート。YOSHIKIさんのドラム演奏に合わせた、炎や花火の演出に会場は熱狂に包まれ、「Rusty Nail」など代表曲がプレーされるとオーディエンスの大合唱が巻き起こった。「紅」では、深紅のシャツを羽織ったYOSHIKIさんがグランドピアノで、SUGIZOさんのバイオリンとともに演奏。たそがれ時のスタジアムが幻想的な空気に包まれ、一瞬の静寂の後、Toshlさんも登場して爆音での「紅」に一転し、スタジアム全体で大合唱となった。

  「サマーソニック」は、00年8月に初開催された都市型音楽フェスティバルの代表格で、今年で12回目。東京・大阪の2会場に国内外の豪華アーティストが集結した。東京公演では「X JAPAN」のほか、歌手の木村カエラさん、ヒップホップグループ「RIP SLYME(リップスライム)」、3人組テクノポップユニット「Perfume」、8年ぶりのサマソニとなる米ロックバンド「ザ・ストロークス」、今回が初来日となる元「オアシス」のリアム・ギャラガーさん率いる「ビーディ・アイ」、09年に再結成した英国のポストパンクバンド「パブリック・イメージ・リミテッド(P.i.L)」、12年の単独日本公演も決定したカナダ出身の歌手アヴリル・ラヴィーンさんといった豪華ラインアップがそろい、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」や「少女時代」もライブを行う予定。

 「X JAPAN」は89年に「X」としてメジャーデビュー。92年に「X JAPAN」に改名した。97年に解散。98年にメンバーのHIDEを失ったものの、07年10月に“奇跡の”復活。08年3月には東京ドームでライブを開催し、10年から米国を含むワールドツアーを行っている。

 なお、WOWOWでは、2日間の東京公演の模様をまとめた「SUMMER SONIC 2011」ダイジェストスペシャルを9月16日深夜0時に放送する予定。(毎日新聞デジタル)

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