アイドルグループの「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が20日、単独野外ライブ「ももいろクローバーZ サマーダイブ 2011 “極楽門からこんにちは”」を遊園地「よみうりランド」(東京都稲城市)で開催した。会場に集まった約6000人のファンを前にももクロは「行くぜっ!怪盗少女」「ココ☆ナツ」など全21曲を披露。切れのあるダンスや歌で会場を盛り上げていた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「ももクロ」は、リーダーの百田夏菜子さん、高城れにさん、玉井詩織さん、佐々木彩夏さん、有安杏果さんからなる5人組ガールズユニット。11年4月に早見あかりさんの脱退にともない前身の「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」へグループ名を変更し、柴咲コウさんや北川景子さんらを擁する大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属している。「いま、会えるアイドル、週末ヒロイン」がキャッチフレーズで、週末にライブや撮影会などを中心に活動するライブアイドルとして人気を集めている。
開演の合図が終わるとオープニングのコントが始まり、ももクロは、よみうりランドのオープンシアターイーストにある「極楽門」から登場。クレーンに乗って空中に移動し、会場のファンに手を振ってあいさつした。その後ステージに上り、1曲目の「Z伝説~終わりなき革命~」を披露した。彼女らの代表曲でもある同曲が演奏されると、ファンのボルテージは急上昇。一緒になって激しい踊りと掛け声で、会場は一気に盛り上がった。ももクロはその後も立て続けにハイテンションの曲を熱唱した。
合間のMCで百田さんはファンで埋めつくされた会場を見て「すごい!立ち見だけで1000人超えているんだって」と興奮した様子で話し、玉井さんは客席に向かって「おい、お前ら、私たちのこと好きかー? 私たちはお前らのこと好きだー!」と声を上げ、ファンを喜ばせていた。
ライブでは「気分はSuperGirl!」や「ももクロのニッポン万歳!」などノリのいい曲や、スローテンポの「キミノアト」など、バラエティーに富んだラインアップで観客を魅了。本編のラストに「オレンジノート」を歌い上げ、舞台を退いた。その後、アンコールで再び登場したももクロは「ツヨクツヨク」など3曲を披露し、大歓声の中、ライブは幕を閉じた。百田さんは「この時間が本当に楽しくって、終わってほしくない」と語り「これからも皆さんと一緒に、すてきな時間を過ごしていきたいです。ありがとう」とファンに向かって感謝を述べていた。
ライブでは、ももクロの秋、冬のイベントも発表された。10月30日に女性限定のライブ「ももクロ女祭り2011」を、11月6日には男性限定の「ももクロ男祭り2011」を開催する。また12月25日には「ももいろクリスマス2011」をさいたまスーパーアリーナで開催する予定。(毎日新聞デジタル)