浜崎あゆみ:東方神起、X JAPANらが歌声を被災地へ 「a−nation」東京初日に5万2000人

「a−nation」東京公演初日に登場した浜崎あゆみさん(右)。左はAAAの浦田直也さん
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「a−nation」東京公演初日に登場した浜崎あゆみさん(右)。左はAAAの浦田直也さん

 エイベックスが主催する国内最大級の夏の音楽フェスティバル「a−nation 10th Anniversary for Life Charge&GO!」の東京公演の初日が27日、味の素スタジアム(東京都調布市)で開かれた。浜崎あゆみさんや倖田來未さん、東方神起など人気アーティストが次々と出演、スタジアムを埋める5万2000人の観客を熱狂させた。東京公演は28日も行われ、両日の模様は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県6会場での無料パブリックビューイングで生中継。豪華アーティストたちの競演で被災地に熱気とパワーを送った。

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 東京公演の初日は、後藤真希さん、鈴木亜美さん、GIRL NEXT DOOR、AAA、AFTERSCHOOL、mihimaru GT、TRFなど20組のアーティストが出演。世界ツアー中の人気ロックバンド「X JAPAN」もサプライズで登場した。この日の大トリを務めたのは、ユンホさん、チャンミンさんの2人で再始動した韓国の人気ユニット「東方神起」。浜崎さんのライブ終了後、ステージ上のスクリーンに「東方神起」の文字が映し出され、ダンサー8人を従えた2人が登場すると、スタジアムはこの日一番の大歓声に包まれた。ノースリーブの白い衣装に身を包んだ2人は、激しいダンスで「Rising Sun」や新曲の「Superstar」などを披露。最後の曲「Why?(keep Your head Down)」を歌い終えた2人が、「皆さん本当に楽しかったです!」「すごく幸せでした!これからも、もっともっと頑張るので、皆さんよろしくお願いします」とあいさつすると、スタジアムの外で花火が打ち上げられ、華やかなフィナーレを迎えた。

 「a-nation」は02年から毎年開かれており、10周年を迎える今年は東日本大震災を受けて、開催自粛も検討されたが、「今だからこそ、エンターテインメントで日本に笑顔と元気を!」という判断から過去最大規模での開催が決定。今年の「a−nation」は、7月30日の愛媛を皮切りに、東京、大阪、名古屋、福岡の全国5会場で7公演を行い、28日の東京公演を含め合計28万9000人を動員する見通し。公演会場には電源車を用意し節電に対応、チケット料金の一部を義援金に充てるほか、今年のテーマである「for Life」をロゴにしたグッズの販売、アーティストのステージ衣装などのチャリティーオークションも行い、収益の一部を義援金として被災地に寄付する。

 なお、WOWOWでは、27、28の両日の東京公演の模様(一部アーティストのぞく)を、「a−nation 10th Anniversary for Life」として、9月24日午後8時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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