悪ノ娘:ボカロ曲から生まれたラノベのガイドブックが登場 書き下ろし短編も

ライトノベル「悪ノ娘」シリーズのガイドブック「悪ノ間奏曲」(PHP研究所)のカバー
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ライトノベル「悪ノ娘」シリーズのガイドブック「悪ノ間奏曲」(PHP研究所)のカバー

 作家で歌声合成ソフト「ボーカロイド」プロデューサーの悪ノP(mothy)さんのライトノベル「悪ノ娘」シリーズのガイドブック「悪ノ間奏曲『悪ノ娘』ワールドガイド」(PHP研究所)が30日、発売される。悪ノPさんの書き下ろしの短編小説「トワイライト プランク」やインタビューなどを掲載し、価格は1260円。

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 「悪ノ娘」シリーズの基となったのは、悪ノPさんが「ボーカロイド 鏡音リン・レン」で制作した楽曲「悪ノ娘」と「悪ノ召使」。同曲は、動画共有サイトで発表され、“鏡音リン”をイメージした14歳の王女のリリアンヌや“鏡音レン”をイメージした召使のアレンが登場する歌詞や世界観が人気となった。ライトノベルは、同曲から派生した作品で、第1巻「悪ノ娘 黄のクロアテュール」は、“黄ノ国”ルシフェニア王国を舞台に、“悪ノ娘”と呼ばれるリリアンヌと双子の弟のアレンが革命によって没落していく姿を描く。第2巻「悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート」は、第1巻を別の視点から描き、“初音ミク”をイメージしたミカエラなどのキャラクターが登場する。

 ガイドブックは、巻頭カラーページに、悪ノPさん原作、吉田ドンドリアン画による絵本風作品「少年と少女の冒険」、笠井あゆみさんや秋赤音さん、ちほさんらによるイラストギャラリー、キャラクター紹介を掲載。ほかにも、悪ノPさん原作、壱加さん画の短編マンガやストーリーダイジェスト、今冬発売予定の第3巻の予告など充実の内容となっている。また、付録として、憂さんが手がけるポスターも封入している。全160ページで、判型はB6変形。(毎日新聞デジタル)

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