ちいかわ
第299話 拾魔(9)
12月5日(金)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、小泉純一郎元首相をモデルにした主人公・小泉ジュンイチローが米国、英国、中国など各国の首脳とマージャンで命を懸けた外交を繰り広げる大和田秀樹さんのマンガ「ムダヅモ無き改革」です。「近代麻雀」編集部の重兼嘉夫さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
規格外のスケールで送る「アクションマージャンマンガ」です。主人公「小泉ジュンイチロー」が日本国の威信を懸けて「金将軍」や、「ブッシュ」「プーチン」「ヒトラー」と壮絶な闘いを繰り広げます。
マージャンマンガということでマージャンで闘うわけですが、マージャンの点数が直接ライフポイントになっており、文字通りそのマージャンは命懸けの闘いになります。実際に「パパ・ブッシュ」が死んでしまったり、「安倍シンゾー」が負けて腹を切ってしまうなどありえないようなことが次々と起こります。
またマージャンは4人で打つものですので、2VS2で闘うことになります。そんなとき、小泉の相方は「麻生タロー」だったり、「タイゾー」だったり、時には「ASIMO」だったりするのです。
「小泉ジュンイチロー」のド迫力の必殺技「国士無双十三面待ち(ライジング・サン)」はスカッとしますので、マージャンの分からない方もぜひご覧になってください。
−−作品が生まれたきっかけは?
大和田秀樹先生がマージャンができるといううわさを耳にはさみ、お会いしました。学生時代にマージャンに親しまれていたそうで、マージャンマンガをお願いしに行ったところ、「当時の首相である小泉さんが主人公のマージャンマンガなら描けそう」とおっしゃいました。
当時のマージャンマンガ作品は高レートのギャンブルマージャンの話だったり、ヤクザのマージャンの話がメジャーだったので最初は編集もイメージが湧きませんでした。
そこで読み切りを「近代麻雀オリジナル」で掲載したところ、その反響は絶大的で、たちまち、読み切り→集中連載→連載→単行本→重版と、あれよあれよと大ヒット作品へとつながっていきました(初代担当談)。
−−編集者として作品を担当するうえでうれしいこと、逆に大変だったエピソードを教えてください。
作品のネーム(下書き)を読むことが楽しみです。毎話ごとに入るネタは編集の想像をはるかに超えるもので、いつも驚かされます。
逆に大変だったのは、実際に大和田先生は戦車などのミリタリーが好きで、真夏に陸上自衛隊に取材に行ったときは、朝の4時に起きて気温30度を超える中、外で一日中、取材をしました。
ずっとヘリコプターを見つめたり、戦車の大砲に「おおー」と驚く姿は子供の日のままで、そういった真っすぐな純真さは作品に反映していると思いますね。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
今後はさらに世の中の話題になるような驚きの仕掛けが待っています! 大和田先生の頭の中では、ものすごいことが起きることをすでにイメージされています。タブーなきマンガがどこまで行くか、間違いなく度肝を抜かれることと思います。
現在「近代麻雀」で連載している「レンホー議員」との「仕分け対決」もぜひ注目してご覧ください!! アニメ化してくれるような勇気を持ったテレビ局が現れていただけるとうれしいです。
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2025年12月06日 03:00時点
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