SPYAIR：メジャー初アルバムを日韓同時リリース　10月の野音完売で立ち見席追加

　人気アニメ「銀魂」や「BLEACH」のテーマ曲を担当している5人組ロックバンド「SPYAIR（スパイエアー）」が21日、メジャー初アルバム「Rockin’　the　World」（ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ）を発売した。同アルバムは韓国で同時にリリースし、韓国でCDデビューを果たした。また10月30日に日比谷野外大音楽堂（東京都千代田区）で行うワンマンライブはチケットが完売し、急きょ立ち見席の販売を行うことになった。

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　「SPYAIR」はIKE（ボーカル）、MOMIKEN（ベース）、UZ（ギター）、KENTA（ドラム）、ENZEL☆（DJ）の名古屋出身の5人組。05年、IKE、MOMIKEN、KENTAが高校時代から組んでいたバンドが解散した後、新バンドを結成する際にUZが参加して「SPYAIR」を結成。その後、ENZEL☆が加入し、現在のメンバーがそろう。名古屋を拠点に活動し、10年8月にメジャーデビューを果たした。

　メジャー初アルバム「Rockin’　the　World」は、テレビ東京系アニメ「銀魂」のエンディングテーマになった「サムライハート（Some Like It Hot!!）」やテレビ東京系アニメ「BLEACH」エンディングテーマの「Last Moment」、日本テレビ系ドラマ「ドン★キホーテ」の主題歌「BEAUTIFUL DAYS」など12曲を収録。DVD付きとCD2枚組みの初回限定生産盤2種（各3500円）と通常盤（2800円）の3種で発売。

　韓国では、3月発売のシングル「ジャパニケーション」のミュージックビデオ撮影のために現地でストリートライブで行い、その模様が人気のテレビチャンネルM-netで密着インタビューされ話題を呼んだ。さらに韓国でも人気のアニメ「銀魂」や「BLEACH」のテーマソングを担当していたことで知名度がじわじわと上昇。7月に出演した韓国最大のロックフェスティバル「JISAN VALLEY ROCK FESTIVAL 2011」でブレークし、現地のファンクラブに入会する人が急増、今回のCDデビューを喜ぶファンのサイトへの書き込みが1500にも上った。

　日比谷野外大音楽堂で行われる10月30日のライブ「SPYAIR LIVE＠日比谷野音『JUST LIKE THIS 2011』」は午後3時15分開場、午後4時開演。追加の立ち見席は24日午前10時からローソンチケット、チケットぴあ、イープラスで販売する。料金は2800円。（毎日新聞デジタル）