ゲーム雑誌大手のエンターブレインがこのほど発表した11年9月のゲーム販売ランキングによると、8月11日に1万円値下げした任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が23万5086台を売り上げ、先月に引き続き家庭用ゲーム機の販売台数で首位をキープした。3DSは東日本大震災以降、月間販売台数が約10万~15万台で推移していたが、値下げ後は1.5~2倍に拡大している。
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3DSは発売(2月26日)から2日間で約37万1000台、3月には約43万台を売り上げたが、東日本大震災の影響やソフトのタイトル不足が影響し、4月は約12万2000台に落ち着き、以後も月間約10万~15万台で推移。値下げ後の8月は38万3911台へと一気に売り上げを伸ばし、9月もそれほど落とさず普及ペースを上げている。
2位は、8月18日に価格を5000円値下げした家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」で、17万422台を売り上げた。「PS3」は8月に約9万9500台を売り上げており、3DSと同様に値下げ以降、販売台数を伸ばしている。「3DS」と「PS3」が好調なことから9月期のハード市場は、前年同月比13.7%増の約103億4000万円となった。
ゲームソフトの首位は、59万621本を売り上げた、RPG「テイルズ オブ」シリーズの最新作「テイルズ オブ エクシリア」(PS3、バンダイナムコゲームス)、2位は、RPG「ドラゴンクエスト」の1~3のファミコン版とスーパーファミコン版計6タイトルを収録した「ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエスト1・2・3」(Wii、スクウェア・エニックス)で32万2881本、3位は、アクションRPG「ダークソウル」(PS3、フロム・ソフトウェア)で22万8872本と、PS3用ソフトが好調だった。「テイルズ オブ エクシリア」は、発売初週で約59万1000本を売り上げ、15年続く同シリーズで過去最高の初週販売数を記録した。
調査は、ファミ通データ協力店3600の売り上げデータをもとに、8月29日~9月25日(4週分)を集計した。 (毎日新聞デジタル)
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