お笑い芸人の狩野英孝さん(29)が5日、東京都内で会見を開いた。お相手は5年間交際した3歳年上の一般女性・アツコさんで、狩野さんは、9月14日に幕張メッセ(千葉市美浜区)でアーティスト「50TA(フィフティーエー)」として行ったライブのステージ上で観客5000人を前に、オリジナルのラブソングを歌い、公開プロポーズに成功した。4日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)3時間スペシャル内ではその一部始終が放送されていた。会見の一問一答は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
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(所属事務所のスタッフから婚約の経緯の説明があった後、狩野さんが紹介され、あいさつ)
狩野 私、狩野英孝、婚約したことをここでごほうこ、ご報告させていただきます。(最初からカミカミで集まった報道陣から笑い起こる)。2人とも未熟ですけども、一生懸命幸せな家庭を作るために頑張っていきたいと思います。みなさまご指導のほどよろしくお願いいたします。そして、「50TA(フィフティーエー)」ライブに来てくれた5000人のお客様、 盛り上げてくれただけでなく、情報解禁までだまっていた、だまってくれたことを感謝しております(またかむ)。
−−おめでとうございます。カミカミでしたが大丈夫ですか?
自分の中では絶好調だと思うんですけど(笑い)。
−−放送(狩野さんが公開プロポーズした4日放送の「ロンドンハーツ3時間スペシャル」)はどこで見たんですか?
家で彼女と見てました。僕は数カ月前から(リハーサルを)やってきたんですけど、彼女の方は本番当日までプロポーズされるって知らなかったんですよ。オンエアを見てまた改めて実感がわいたって言ってました。
−−いろいろな思いが歌詞にもありましたよね。
歌詞があふれ出すぎちゃって、伝えたいことが多すぎて。思い出が。どれをチョイスしようか迷ったんですけど、その中のベストのところをチョイスしました。
−−何分くらい?
Aメロだけで9分あったんで、全部作ったら30分くらいあったんじゃないか。
−−すごく立派な指輪を用意されて?
人生初、最高の買い物です。
−−ぶっちゃけおいくら?
ほとんどの貯金をはたきました。逆に心配されたくらいです。彼女に。
−−今、貯金ゼロですか?
ゼロではない! 多少ご飯食べるくらいは残ってますけど(笑い)。彼女も彼女のご両親も心配してましたね。今までコツコツためてきましたが、はたきました。
−−やっぱり3ケタ?
うちの父親がお母さんに贈った指輪が100万円だった。そこは超えてやろうと思った。だから3ケタいきました。
−−彼女はうれしかったんじゃないですか?
5年間付き合ってきて、クリスマスとか誕生日とかプレゼントをわたすときに、絶対指輪だけはプロポーズのときに渡そうと思ってた。ネックレスとか財布とかカバンとかはあげたことがあるんですけど、指輪は初めてで、初めて買うからサイズが……。
−−大きかったんですよね?
大きかった。最近僕がハイパーヨーヨーにハマッてて彼女にやらせたんです。その中指のサイズをめどに作りにいったんですけど、ちょっとやっぱり大きかった。あげるの初めてで、無知で困りました。
−−いま、指輪は?
ここで出すのがベストだと思ってたんですけど、サイズ直しに出してます。
−−質屋にいってるわけじゃないですね?(笑い)
それはないです!(笑い) まさか、銀座で買って、(店を)出て、また彼女と直しに来ると思わなかったです。ついでといったらあれですけど、裏にイニシャル入れさせていただきました。
−−彼女のご両親は?
プロポーズの2日後に改めてスーツ着て会いに行きました。
−−なんていったんですか?
ストレートに「結婚させてください」っていうふうに。「行くよ」って彼女の方からいってくれて、うすうす感づいてくれていたのか、おすしが並んでました。
−−OKだなと?
OKだなと。その前からお父さん、お母さんにはお会いしたことがあった。ご両親はすごく理解力がありまして、「芸人の嫁になったんだから、お前もしっかりしないといけないんだよ」って彼女の方に伝えたりとか。
−−狩野さんにもしっかり伝えられた?
僕も結構来られるのかなと思ってたら、意外とOKというか受け入れてくれてて。彼女の方に、「狩野英孝と付き合うんだから、お前がしっかりしろ」って。
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−−彼女はテレビに出られましたけど?
周りに狩野英孝の彼女だとかいじられたりするらしいんですけど、そこは、彼女のためにしっかりしなきゃいけない。これからは安定した笑いをとっていきたいなと(会場大爆笑)。
−−すごくプレッシャーじゃないですか?
難しいことですけど、1人じゃないんでね、頑張っていきたいと。
−−今の気持ちを即興で歌にするとか?
それ考えたんですけど、昨日贈った曲に泥を塗るようなことしたくないんでね。
−−あれは最高の出来?
小学校のときから、ピアノとかに通ってたりしたんですけど、生涯一番いい曲ができたなと。感動したし、いい曲だねっていってくださったし、彼女が。そこは本当よかったなって。自分でも感動しました。
−−結婚は?
来年の2月に籍を入れようかと思ってます。2人で話し合った結果、2月に僕の誕生日があるんですね。2月22日に30歳になるんでそこをきっかけに籍を入れようかなって。できれば彼女の誕生日がよかったんですけど、6月なのでずるずる長引いちゃうんで、せっかくなんで僕の誕生日に(笑い)。ちょうどキリがいいんで、20代卒業して30歳って大人になってしっかりしなきゃいけないなって。
−−挙式、披露宴は?
正直まだ考えてない。結婚式を挙げるなら、うちの親は実家の神社でっていってるんですけど、僕は昔から教会で挙げるのが夢でして(会場爆笑)。そこは両親と話し合いたいと思います。
−−自分の夢が教会での式?
彼女も女の子なので「ウエディングドレスを着てみたい」っていってたんで、親とバトルですね。
−−そして、白いスーツを?
そうですね、神父さんの前で。神主さんの前ではなくていいです。
−−いつぐらいっていうのは? 式は?
籍を入れてから具体的に話は進んでいくと思うんですけど。挙げたいなっていう願望はあります!
−−指輪の方でお金かかりましたからね。
いかんせん、神社でやればタダですからね。頑張り過ぎちゃいましたね。
−−プロポーズの後はどう過ごされた?
プロポーズの後は、2人で白木屋にいまして。僕の芸人の先輩とか、彼女の友だちとかを呼んで乾杯しました。プチ披露宴ですね。
−−気持ちも新た?
小学生ぐらいから結婚願望だけは強くて、結婚したいなって夢見てたのが、こうやって現実になって、幸せにしなきゃいけないんだなって思ってたんですけど、彼女のご両親だったり、昨日のオンエアを改めて見てより実感がわいて、本当に守っていこうと思いました。
−−トライアングル(三角関係)になってましたけど?
そうですね、僕も当時は若かったんです。20歳前の話ですから。すくすくと僕も成長してるんで。愛も。
−−彼女はどこがいいって?
彼女によくいわれるのが「カッコいい」。彼女の前だけは僕スベり知らず。「生きてるだけで面白い」っていってくれます。
−−(報道陣から)えーっ!?
えー!?ってどういうことですか! 大爆笑、大爆笑です。
−−2人の家庭は笑いの絶えない?
そうですね。笑いの絶えない家庭にしていきたい。
−−狩野さん自身は彼女のどういうところが好き?
いくら仕事で失敗して落ち込んで帰ってきても、彼女は本当に慰めてくれる。励ましてくれる。ふがいない結果に放送でなったときに、へこんでたりすると、「私は面白いけどなー」みたいな感じで褒めてくれる。励ましてくれる。芸人としてのテンションを上げてくれる必要なパートナーでもあり、人生のパートナーでもある。
−−結婚には少し迷いがあった?
「僕イケメン」って、結構ポジティブな性格だと自分で思ってた。小さいころから結婚を夢見ていた分、なんか怖くなっちゃった。結婚って考えただけで、ちょっとマリッジブルーみたくなっちゃって、結婚していいのかなとか自分の中で悩んじゃって、ちょっと出遅れちゃったみたいなところはあるんですけど。今となっては、プロポーズしてよかったなって心から思います。
−−(番組司会のロンドンブーツ 1号2号」の田村)淳さんの後押しもありました。
本当に助かりました。どうせやるなら彼女の記憶に残るプロポーズにしたかったんで、「50TA」の大舞台でやらせてもらったことを感謝しています。
−−見ててウルッと来ました。
僕も改めて見て、ウルッと来ましたね。彼女もずっと実感がないっていってて。「1人の女性のために歌います」っていったことも、お母さんのことだと思って、自分のことではなかったと思ったらしくて実感がなかったらしい。ステージ上でお母さんと会ってじわっときたみたいです。
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−−浮気の心配は?
そこはないですね! どんなものが来ても、何が来ても、片手ではねのけます。メールが来ても、絶対! 結婚するし、30歳にもなるので、ほんとにしっかりしないといけないなと自分で強く思うので。
−−絶対に大丈夫ですね?
ドッキリでだまされたり、誘惑されたりとか、常に警戒心を持って行こうと思って。入ってきた瞬間、狩野英孝の記者会見にこんなに人が集まるかなって、これもドッキリなんじゃないかって(笑い)。そういうふうに危機感を常に持っていきたいなと。
−−淳さんには?
プロポーズのライブが終わった次の日に改めて電話したんですけど、留守電で。そこで「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えて。そのあとすぐ収録でお会いしまして、「応援してるから頑張ってね、おめでとう」っていっていただきました。亮さんの方も、かなり長い文面で愛情のこもったメールで「おめでとう」って。
−−感謝ですね?
命の恩人です。ロンブーさんがいなかったら、今の僕はないって思っても過言ではないくらい。
−−彼女への愛は“未来永劫(えいごう)”ですか?
未来への“永劫(英孝)”を“可能(狩野)”にしていく! (報道陣から「おお~!」の声が上がると)安定した笑いが……(笑い)。
−−彼女も会見をご覧になられてる?
朝(彼女に)起こしていただきまして、目覚めたらコーヒーが置かれてました。僕も守っていかないといけないなと思いますし、彼女も今後、妻になる女性として一生懸命僕を支えてくれるっていう任務を果たしてくれる……。成長しているなと思いました。
−−今の幸せな気持ちを一発ギャグで表すことは可能ですか。
可能ですね! じゃんけんぽん!あっち向かないでずっと俺だけを見ていてくれ! (静まりかえる会場に)これ、彼女は大爆笑でした(会場大爆笑)。
−−お子さんは?
彼女も僕も子どもが大好きなんですけど、本当に予定がないんです。(男の子、女の子)両方ほしいな。うちの両親、彼女の両親に対しても、子どもを作ってみせるのも親孝行かなと思いますし、極力早くほしいなっていうのはあります!
−−ファンの皆さんにメッセージを。
狩野英孝、そして彼女のアツコ、まだまだ未熟ですけども、これからも応援よろしくお願いします! テレビや舞台では、なるべくすべ、すべらないように、かまないように、やりたいと思っております。これからも温かく見守ってください!
−−今日、彼女が一緒かと思いました。
彼女も普通に仕事をしているんで、今後彼女に対してどういうふうに世間がなっていくのかが彼氏として怖かったりする。本当にみなさんには温かく接してほしいなーって。
−−彼女の写真は?
一応、絵は描いてきました。(彼女の似顔絵を披露し、)似てると思います。彼女もご両親も、テレビで顔出しするのも大丈夫なのかなとか、最終的に彼女も嫌がるんじゃないかと正直不安はあった。彼女も彼女のご両親も、「芸人の妻となるんだったら、そこは狩野英孝さんにご協力します」ということでOKいただきました。
−−彼女は似顔絵は見た?
まだ見てない。彼女の似顔絵を描くのも初めてですし、喜んでくれると思いますよ、こんなに可愛く描ければ。
−−いつものをお願いします。
彼女にとってより「ラーメン、つけめん、僕イケメン! OK!」(といつものポーズを決める)
−−神社と教会の両方で挙式ってありますか。
あるかもしれない。彼女も僕も教会で挙げたいと思いますし、実家を守るためにも実家で結婚式やらないといけないのかなって息子として義務もあるかなっていうのはあります。
−−神社を継ぐというのは?
もちろん、将来的には。うちの父親が元気で、現役でバリバリやってるのでそこに甘えさせてもらって、芸人の方で一生懸命やらさせていただいてます。
−−将来的には彼女も(狩野さんの実家に)?
話したことあるんですけど、「いいよ」っていってくれたんですよね。田舎の方なんですけど、そこに一緒に行ってもいいよっていってくれたときは感動しました。
−−昨日の放送後の反応は?
芸人仲間などは、新聞で報告があったときに、電話やスタジオで話したりとか。昨日のオンエアの次の日は、ほとんど地元の友だち、昔お世話になった先輩とか、テレビ局のスタッフさんだったりとかそっちがメーンだった。ブログとかでもいろんな方々にコメントを寄せてもらっていることにも感謝しています。