歌手のhitomiさんが16日、東京都内で行われたFMラジオ局「J-WAVE」の子育てに関するイベント「J-WAVE KISS & HUG YOUNG FAMILY PARTY supported by Aprica and familiar」に登場。娘を持つhitomiさんは自身の子育てについて「親の苦労というか、あのとき(親は)こんなふうに考えていたのかなというのを少しずつ感じるようになってきた。(子育てをしている)今の自分だからこそ伝えられることがあると思う」と話した。
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イベントは、同局のラジオ番組「KISS & HUG」がプロデュースした。番組はタレントのSHELLYさんがナビゲーターで、同局で毎週土曜午前6時から放送されている。イベントでは、hitomiさんのミニライブや、hitomiさんとSHELLYさんによるトークなどが行われた。
グレーのカットソーにミニスカート姿で登場したhitomiさんは、会場に集まった妊娠中の母親や子育て中の夫婦ら300人の前で、アコースティック風にアレンジされたヒット曲「LOVE2000」など全5曲を披露。新曲「Special」について「今の時代、人と比べることが多い。みんな一人一人違うから個性を大切にという気持ちから作った」と話し、「私も子供が小さいときにはライブに行けなかったので、今日は歌を聴いてもらえたことがうれしいなと思った」と笑顔を見せた。
「20代の頃とは歌い方が変わった?」と聞かれたhitomiさんは「20代は忙しかった。今は、娘もいるし仕事もあるのでもっと忙しい。当時の歌詞が違う形で響いていて『今私はこんな感じ』と歌えるのがうれしいですね」と話した。「仕事をしているから日中は子供と一緒にいられないので、いちいち大丈夫かなと気にしすぎている部分があった。でも、子供に与えすぎていて不自然だと思ったので、子供が求めてきた時にそっといてあげるのがいいんではないかと思った」と自身の子育て論を展開。「子供といる時には、向き合う時間をとることが大事。家には仕事は持ち込まず、“お母さん”の時間を作ることが大事」と“先輩ママ”として仕事と子育ての両立についてアドバイスを送った。
またhitomiさんは「お母さんは大変だと思う。お父さんに『自由にどこか行ってきていいよ』って言ってもらえたらありがたい。ちょっとした優しさや思いやりを感じられたらお母さんも頑張れるので、大切にしてもらえたらと思います」と父親たちにも呼びかけていた。(毎日新聞デジタル)