お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが24日、ポリオ撲滅に向け機運を高めるために外務省で開かれた「世界ポリオデー」の会見に登場。ポリオ撲滅のために動いてほしいとマイクロソフト会長のビル・ゲイツさんから、ビデオメッセージでお願いされた田村さんは、「ゲイツさんが僕のことを認識しているのが驚き。なぜ僕にお願いしているのかいまだにわからない」と驚きながらも、「直接『淳、頼んだぞ』と訴えかけてくれて、ゲイツさんの思いに反しないようにより多くの日本の方に、できれば世界の方に伝えていけたらなと思います」と力強く宣言した。
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ポリオは、小児まひなどとして知られている根絶可能な感染症。1955年にポリオワクチンを発明したジョナス・ソーク博士の誕生日である10月24日を「世界ポリオデー」とし、ポリオ根絶へ向けさまざまな活動が行われている。現在、日本を含む国際社会の取り組みにより、ポリオ常在国はインド、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアの4カ国のみとなったが、政治的・社会的理由からポリオ根絶への足踏み状態が続いているという。
ゲイツさんと妻のメリンダさんによって設立された慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」などの支援を受け、3年以内に地球上からポリオを撲滅することを目的に設立された日本グローバルヘルス協会(JIGH)は、少しでも多くの人にポリオの現状を知ってもらおうと、インターネットのさまざまなサービスを利用して自身が考えた面白い企画を放映するサイト「淳の休日」を持つ田村さんにオファー。田村さんは、同サイトなどを通じてポリオについての情報を発信していくという。
会見には、山根隆治副外相と「JIGH」の内藤正光理事長も登場。ゲイツさんから「淳の協力に感謝する! リーダーシップを発揮してほしい! 私のやる気が淳に伝わることを願う」と直々にメッセージをもらった田村さんは、「ゲイツさんから頼みごと受けて断る人はいないと思うので、僕がポリオ撲滅のために動けるのであれば動きたい」と力を込めた。
ポリオについて知らなかったという田村さんは、「『淳の休日』でツイッターのフォロワーの人に生配信できるので、街中に行ってアンケート調査を行ったり、ポリオのことを話し合いたい」と意気込んだ。今後の政界入りについて聞かれた田村さんは「僕は言葉のミスが多いので、ミスするとたたかれるじゃないですか。今のほうがかじをとりやすい」と否定し、「僕の今の仕事を通じて、政治やポリオに興味を持ってみようかなと思ってもらえれば」と話した。
また、モデルの矢野未希子さんとの交際を認めている田村さんだが、右手薬指に光らせた指輪について報道陣から問われると、「あれ? あ、つけてますね」ととぼけ、「ファッションリングです」とキッパリ。交際については語らなかった。(毎日新聞デジタル)