上野樹里:清盛・松ケンに大河ドラマバトンタッチ 「日本中が応援している」とエールを送る

NHK大河ドラマの主演バトンタッチセレモニーに登場した松山ケンイチさん(左)と上野樹里さん
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NHK大河ドラマの主演バトンタッチセレモニーに登場した松山ケンイチさん(左)と上野樹里さん

 27日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の主演を務める女優の上野樹里さんと12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の主演の俳優の松山ケンイチさんが6日、NHK放送センター(東京都渋谷区)でバトンタッチのセレモニーを行った。上野さんは「『江』の放送は残すところ4回となりまして、このバトンタッチ式でようやく終わるのかと実感しました」と話し、松山さんに「日本中の皆さんが応援しているので、頑張ってください」とエールを送った。松山さんは「上野さんに言葉をもらって、ありがたく思いますし、気が引きしまります」と話し、上野さんの思いを受け取った。

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 セレモニーで、上野さんは、大河ドラマの撮影時に気を付けることを聞かれ「ありとあらゆる健康にいいことは試しました。役者陣で情報交換をしたし、メンタル的にも体力的にもバランスをとることが大事」とアドバイス。松山さんは「一番は、時間通りにすること。家に帰って寝ること。朝の4時まで撮影しているようではダメですよ、撮影陣のみなさん」と大きな声でスタッフに呼び掛けていた。

 また、上野さん演じる江が養父・柴田勝家と過ごした越前地方の「越前ガニ」と「平清盛」の舞台の一つである広島県の名産品「熊野筆」のプレゼント交換も実施。渡された「越前ガニ」は模型だと知った松山さんは、「模型なの?」とちょっとがっかりしていたが、スタッフが「後日、出演者に本物をお送りします」と話すと喜んでいた。なお、松山さんは現在、ドラマを撮影中で、「現場に女性のキャストが少なくて、男子校みたい」と撮影現場の雰囲気を説明し、「平清盛は夢中に生きているところをたくさんの人に見てほしい」とドラマをアピールした。

 「平清盛」は、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。清盛は白河法皇の“落胤(らくいん)”で、忠盛が養子にしたという設定で描かれる。放送は12年1月8日からNHK総合で毎週日曜午後8時。初回は73分の拡大版。全50回。

 「江」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井3姉妹”の三女・江(上野さん)が、波瀾(はらん)万丈の戦国時代を生き抜き、江戸時代の幕開けを見届ける姿が、「篤姫」の田渕久美子さんの脚本で描かれている。最終回「希望」は27日午後8時~9時13分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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