桜 稲垣早希の補完計画:「新世紀エヴァンゲリオン」 やっぱりアスカ! バトルもお気に入り

「エヴァ」に対する熱い思いを語る桜 稲垣早希さん
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「エヴァ」に対する熱い思いを語る桜 稲垣早希さん

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロイン・アスカのものまねで知られるお笑い芸人の桜 稲垣早希さん。「エヴァ」だけでなくさまざまなアニメやマンガ、ゲームが大好きという稲垣さんが、熱い思いを語ります。

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 初めまして!エヴァ大好き芸人こと桜 稲垣早希です。

 私はアニメやマンガが大好きなのですが、そんなお気に入りの作品を皆さんにご紹介させてもらいます。もし面白そうだな!というのがあればお店に行ってみてください☆

 さて、今回のオススメは、やはり初回ということで、これは外せないです。私にとって特別な「新世紀エヴァンゲリオン」!!

 まず、知らない方にご説明したいのですが、いきなり難関です。私にとって最も簡単に説明しにくい作品です……。ですが、めちゃくちゃ簡単に言うと中学生が攻めてくる敵を倒す話です。

 この作品に出会ったきっかけはと言いますと、中学生の時、お正月に深夜、アニメを連続放送してたのをたまたま見まして、そこからマンガも買うようになりました。

 第一印象は、「何?この気持ち悪いバトルものは!?」って感じだったんです。第弐話「見知らぬ、天井」から見始めたと思うんですけど、初号機が暴走して、第3使徒のサキエルをめちゃめちゃにして倒すシーンのインパクトがあまりにも強かったんでしょうね。でもそれからじっくり見てみると、戦闘シーンだけでなくキャラクターの生々しい人間性がリアルに描かれてることに気がついてどんどん好きになっていきました。

 一番好きなキャラクターはもちろんアスカです!! 私はもともと、「性格悪くて、不意に弱みをみせる女キャラクター」というのがすごく好きだったんですけど、アスカはまさに典型的なそのタイプ! そこプラス病んでいく姿がすごくリアルで、その人間臭さで好きになりました。

 もちろん人間ドラマもいいんですけど、私は戦闘シーンが大好き。特に第九話「瞬間、心、重ねて」のバトルがお気に入りです。アスカとシンジが協力して使徒を倒すんですけど、音楽だけで全くせりふが入っていなくて、見ていてものすごく気持ちがいいんです。そのシーンは何回見ても鳥肌が立ちます。あと「新劇場版:破」で、アスカ、シンジ、レイが、落下する使徒のところまでダッシュして行くシーンがあるんですけど、あそこも大好きです。エヴァが全力疾走していくんですが、ミサトさんが「緊急コース形成! 605から675!」「次! 1072から1078、スタンバイ!」ってテキパキ指示を出すところがまたかっこいいんですよ!

 そういえば中学生の時は、学校から帰ってきたら、ラジカセに録音してものまねごっこをしてましたが、第九話のあのシーンに、無理やりせりふを付けてやってました。この作品の面白いポイントはやっぱり戦闘シーンだと思います。シンジやレイやアスカが成長していくところもいいんですが、とにかく他のバトルものと違ってるオリジナルな描き方が最高です!

 これはぜひ、大人になってアニメを見なくなった人に見てほしい。ハマる人のハマり方はえげつないのがエヴァです!

◇プロフィル

 桜 稲垣早希(さくら いながき・さき)=83年神戸市生まれ。07年2月に、お笑いコンビ「桜」を結成。07年の「M−1グランプリ」で3回戦に進出するなど活躍していたが、09年末に相方がコンビを卒業し、ピン芸人として活動。アニメ「エヴァンゲリオン」のヒロイン、アスカの物まねで知られ、バラエティー番組「ロケみつ」(毎日放送)でブレーク。「R−1ぐらんぷり」で2年連続で準決勝に進出したほか、「吉本べっぴんランキング」でも2年連続で2位を獲得している。最近ではバラエティ番組などでナレーションもこなすなど、芸の幅を広げている。

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