秋葉原:メイドがジビエ料理に挑戦 獣害考えるパーティーイベント 

イノシシ肉のポトフを振る舞うメイド店員ら
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イノシシ肉のポトフを振る舞うメイド店員ら

 エコや環境問題などをテーマにしたパーティーイベント「グリーンドリンクス アキバ クリスマス」が6日、東京・秋葉原のカフェで行われ、メイド喫茶などで働くコスプレ姿のメイド店員4人が、畑を荒らす害獣の肉「ジビエ」を使った料理に挑戦。イノシシの肉を使ったポトフを作り、約40人の客に振る舞っていた。

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 同イベントは、世界各所で行われているエコをテーマにしたパーティー「グリーンドリンクス」に“アキバ”的な要素を掛け合わせたもので、ヒートアイランド現象など環境問題の啓発活動を展開するNPO法人「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ」が09年から実施。「電気自動車×痛車」「鉄道×萌え×地域活性」など、毎回メーンテーマを据え、パーティー形式で秋葉原からエコや環境問題に関する情報を発信している。今回で13回目で、クリスマスパーティーとしては、昨年に続き2回目となる。

 今回のテーマは「農業と鳥獣害」で、イベントでは、長野で「ジビエ」を提供しているレストランのオーナーシェフ・藤木徳彦さんも参加し、鳥獣害や「ジビエ」料理についてトークショーを行ったほか、イノシシのポトフやシカ肉を使ったカレーなどを振る舞った。メイドたちは、藤木さんと一緒にポトフ作りに参加。受け取った客は、温かいポトフをおいしそうに口に運んでいた。藤木さんは「東京・秋葉原で地方の獣害被害について考えてもらい、また、おいしく料理を食べてもらえれば」と話していた。

 イベントでは、「ジビエ」料理のほか、「リコリタ」で実施している「秋葉原菜園」で収穫された米とショウガで作ったクッキーなども提供された。(毎日新聞デジタル) 

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