家政婦のミタ:視聴率27.6% 大台前に小休止

7日に放送された第9回「家政婦のミタ」の一場面=日本テレビ提供
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7日に放送された第9回「家政婦のミタ」の一場面=日本テレビ提供

 女優の松嶋菜々子さんが主演し、今年のドラマで最高の視聴率を記録している「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の第9話が7日午後10時から放送され、平均視聴率は27.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。前回の第8話(11月30日放送)で今年最高の29.6%を記録し、4年半ぶりの30%突破が注目されたが、大台を前に小休止となった。

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 ドラマは、松嶋さん演じるスーパー家政婦の三田灯(みた・あかり)が、母親を亡くし、4人の子供と父親が家庭崩壊の危機に直面している阿須田家に派遣され、さまざまな問題に直面するというストーリー。第8話では三田の壮絶な過去がついに明かされ、ドラマは新局面に突入。ちょっと頼りない阿須田家の4児の父・恵一を長谷川博己さん、長女の結を忽那汐里さん、長男の翔を中川大志さん、次男の海斗を綾部守人さん、末っ子の希衣を本田望結ちゃんがそれぞれ好演している。

 第9話は、壮絶な過去を告白して、阿須田家から去っていった三田の派遣先は隣の皆川家だった。新たな雇い主となった真利子(佐藤仁美さん)に夫の尾行を指示された三田は、その夫が不倫をし、結婚を後悔していることを突き止めて真利子に報告。真利子に「一家心中するから家ごと燃やして」と命じられた三田は翌日、皆川一家が長男の誕生日を祝っている横で灯油をまき始め、火をつけようとする。パニックに陥った真利子が「あなたが死ねばいい」と三田に向かって口走ると、その言葉を待っていたかのように、三田は自ら灯油をかぶり……というストーリーだった。毎週水曜午後10時に放送。

 好調と言われる今期のドラマを見渡してもぶっちぎりで首位独走中の同ドラマ。21日の最終話まで15分拡大版で放送する予定で、最終話直前の午後9時にはスペシャル番組「さらば家政婦のミタ」(仮)の放送も決定した。松嶋さんにとっては、ヒロイン役で出演し最高平均視聴率35.7%を記録した「GTO」(98年)、同34.2%を記録した主演ドラマ「やまとなでしこ」(00年)=ともに最終回=と並んで新たな代表作となるのは確実だ。(毎日新聞デジタル)

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