アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の世界一の作り手を決める大会「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯) 2011」が25日、香港で開催され、15歳以上が応募できるオープンコースでは、「クシャトリヤ」をベースに作り上げたマレーシア代表、ホー・イック・インさんの「Kshatriya 4」が世界一に輝いた。また、14歳以下のジュニアコースでは、中国代表、ラウ・ジャホンさんの「Conversation by Heart」が優勝した。
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「ガンプラビルダーズW杯」は今年初めて行われる大会で、日本、イタリア、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、北米(アメリカ・カナダ)、中国、韓国、台湾、香港の12カ国・地域が参加。日本からは、山口達彦さん(22)と、ジュニアコースの畑めいさん(8)が代表として出場した。
大会は、「電撃ホビーマガジン」の安蒜利明編集長や“ガンプラ名人”で有名なバンダイの川口克己さんら4人の審査員が、各作品を工作、塗装、アイデアの3項目について、各10点満点で採点。総合得点で最も高かった「Kshatriya 4」と「Conversation by Heart」が初代王者の栄冠に輝いた。オープンコースの2位は香港代表、コン・イウマンさんの「Hades.Kshatriya」、3位は日本代表、山口さんの「願い」だった。
ステージに登壇した山口さんは「この賞をいただけて、本当に光栄に思っています」と3位入賞を喜び、「日本は重たい話題が結構ありましたので、日本の光になれたことを誇りに思います」と語っていた。
また、審査員を務めた川口さんは、「スキルの差はほとんどなかったが、自分が作品を通して、何を作ろうとしているのか、何を伝えようとしているのかというアイデアとか演出というものが、結果として大きく出てきていた」と入賞作品について総括。また、このW杯を来年も開催することを発表した。(毎日新聞デジタル)
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