ゲーム雑誌大手のエンターブレインがこのほど発表した11年12月のゲーム販売ランキングによると、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」が約149万3000台を売り上げ、ゲームハードの月間売り上げランキングで首位を獲得した。97年の同ランキングの集計開始以来、過去最高の記録で、7カ月連続の首位となった。
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11年12月17日発売のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「PSVita」は約40万3000台を売り上げ、2位にランクイン。11年2月に発売し、同年8月には1万円値下げした3DSが、PSVitaの3倍以上の売り上げを記録し、年末商戦は3DSの圧勝という結果となった。
3DSはソフトも好調で、ゲームソフトの月間売り上げランキングでは「マリオカート7」(任天堂)が約108万2000本で首位、「モンスターハンター3(トライ)G」(カプコン)が約80万9000本で2位、「スーパーマリオ3Dランド」(任天堂)が約50万本で4位にランクインした。「スーパーマリオ 3Dランド」は、累計売上本数が約104万3000本となり、「マリオカート7」とともに大ヒットの指標となるミリオン(100万本)を達成。人気シリーズのビッグタイトルを年末商戦に合わせて送り出したことが、ゲーム機本体の販売を引っ張った。
一方、PSVitaは、ゲームソフトの月間売り上げランキングのトップ50に「みんなのGOLF6」(SCE)が約6万9000本で26位、「アンチャーテッド−地図なき冒険の始まり−」(SCE)が約5万8000本で30位、「真・三國無双 NEXT」(コーエーテクモゲームス)が約4万5000本で42位、「ロードオブ アポカリプス」(スクウェア・エニックス)が約4万本で45位にランクインした。PSVitaは、26日に「テイルズ オブ イノセンス R」(バンダイナムコゲームス)といった人気タイトルの新作の発売が控えており、今後の動向が注目される。
調査は、エンターブレインが全国の3600店の売り上げデータを基に集計した。(毎日新聞デジタル)
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