Xbox360:ネットサービス「Xbox Live」でトラブル MSがパスワードの厳重管理を呼びかけ

 マイクロソフト(MS)の家庭用ゲーム機「Xbox360」のネットワークサービス「Xbox Live」で、ゲーム内通貨「マイクロソフトポイント」が奪われるなどの問題が発生していることが分かった。同社は「サービス開始以降、これまで(管理)サーバーに第三者から侵入した事実はない」とした上で、「Xbox Liveで登録したIDやパスワードを厳重に管理し、他のオンラインゲームなどで同じパスワードを使い回したり、(非公式の)アプリなどにパスワードを安易に打ち込まないように」と呼び掛けている。

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 「Xbox360」は05年、ハイビジョン映像が楽しめるオンライン対応ゲーム機として売り出された。欧米ではソニーのプレイステーション3(PS3)と並ぶ人気のゲーム機だが、日本での累計販売数はPS3の約5分の1に当たる約152万台の販売(エンターブレイン調べ、11年12月末)にとどまっている。

 MSは「利用者から『不正アクセスがあった』という問い合わせは以前からある」とした上で、管理サーバーへ第三者からの不正侵入はないと強調。IDやパスワードの情報が漏れる可能性として、「Xbox Live」と同じIDやパスワードを他のオンラインゲームなどで使い回すケースなどを挙げた。

 またXbox360は、ゲームを遊んだデータ「実績」を公開(非開示に変更も可能)しており、そのデータを利用して「実績」をスマートフォンで見るアプリなどを個人で制作する例もあると明かした。その場合、ツイッターと組み合わせて「実績」をつぶやくために、「Xbox Live」のIDとパスワードの入力を要求する例もあるという。一連のサービスにMSは全く関与していないとし、「こうしたアプリは、自己責任で利用してほしい。またパスワードを定期的に変える対策も有効だ」と話している。(毎日新聞デジタル)

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