1口1万~5万円でゲームやキャラクターなどのコンテンツに投資ができるファンド「みんなのファンド」をデジタルコンテンツ制作会社「ベアーズ」(東京都中野区)と金融サービス会社「ザイタス・パートナーズ」(同)が創設し、ウェブ上で出資や決済などができるサイトをオープンした。第1弾として、人気マンガ「魁!!男塾」の作者・宮下あきらさんの描き下ろしイラストが楽しめるスマートフォン用ソーシャルゲーム「漢!!湾岸署」と、東北復興支援として開発されたキャラクター「東北ずん子」を使った音声読み上げソフトウエア「東北ずん子ボイスロイド」の二つの投資を募っている。
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用意されたコンテンツに出資ができ、それぞれのコンテンツの売り上げに応じた収益が分配される仕組み。コンテンツへの出資は同サイトででき、資金決済や運用状況の確認などもできる。登録は無料。出資することにより、コンテンツ制作の一員となり、作り手とのリレーションや同じ出資者とのコミュニケーションなど、コンテンツの新しい楽しみ方ができるという。出資者しか手に入らないオリジナル特典も用意している。
今回、出資対象となる「漢!!湾岸署」は、スマートフォンで楽しめるソーシャルゲーム。プレーヤーが警察署長となりキャラクター刑事カードを強化しながら犯罪ミッションを解決し、街の平和を取り戻していくカードバトルゲームで、基本プレー無料のアイテム課金制となる予定。1口5万円で出資可能。出資者全員には特典としてレアカードがプレゼントされ、5口以上の出資者にはさらにゲームで使われる特殊カードがプレゼントされる。
「東北ずん子ボイスロイド」は、東北復興のために立ち上がった「東北ずん子」を人気声優の声で自由にしゃべらすことができるソフトウエアで、販売価格は9800円の予定。1口2万円で出資可能で、希望する出資者には、自分の名前を声優に読んでもらえる特典があり、5口以上の出資者にはさらに「東北ずん子」のタペストリーがプレゼントされる。(毎日新聞デジタル)