アメイジング スパイダーマン:主演俳優来日会見 人気シリーズの主人公に「プレッシャーを感じた」

映画「アメイジング スパイダーマン」の来日会見を行ったアンドリュー・ガーフィールドさん(左)とエマ・ストーンさん
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映画「アメイジング スパイダーマン」の来日会見を行ったアンドリュー・ガーフィールドさん(左)とエマ・ストーンさん

 アメコミヒーロー「スパイダーマン」が活躍する映画シリーズの新作「アメイジング スパイダーマン」(マーク・ウェブ監督)の公開に先がけて18日、主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドさん(28)が来日し、東京都内で記者会見を開いた。3歳のときから原作コミックの大ファンというガーフィールドさんは、人気シリーズの主人公という大役に「プレッシャーを感じた」と明かしながらも、「コミック同様、(過去3作の)映画にインスピレーションを受けたので、今回選ばれて光栄に思う。プレッシャーは、ファンに対して責任を感じるから。健全なプレッシャーを感じてポジティブだと思う」と力強く語った。

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 「スパイダーマン」は、1962年に「マーベル・コミック」に登場した人気キャラクター。映画は、サム・ライミ監督がトビー・マグワイアさん主演で映画化し、人気シリーズとなり、02~07年に3作が公開された。平凡な青年だったピーター・パーカーが特別なクモにかまれて不思議な力を手にし、「スパイダーマン」としてさまざまな敵に立ち向かっていく姿を描いた。

 今回は、キャスト・スタッフを一新し、これまで描かれなかったピーターの知られざる一面を描く。幼いころに両親に捨てられたピーターは、おじのベンとおばのメイと暮らしていた。初恋の同級生、グウェン・ステイシーとの複雑な関係に悩みながらも、ごく普通の青年と同じように生活していた。ある日、父親が残したブリーフケースを発見し、両親の過去に疑問を持ったピーターはその秘密を探ることに。科学者だった父のかつてのパートナー、コナーズ博士へとたどり着くが、それこそが過酷な運命のはじまりだった……というストーリーが展開する。

 会見には、ヒロインのグウェン役のエマ・ストーンさん(23)も登場。交際が報じられているガーフィールドさんとストーンさんは、何度も見つめ合って会話するなど熱々の様子だった。スパイダーマンの衣装に身を包んだ記者から、「過去の作品ではピーターとの逆さづりのキスシーンが有名ですが、今回は?」と問われたストーンさんは、「サンキュー、スパイダーマン」とちゃめっ気たっぷりにあいさつし、「先に知らない方が楽しめるんじゃない? でも一つだけ教えるとすてきなファーストキスがあるから期待していて! でも逆さづりじゃない」と明かした。また、今回が初来日のストーンさんは「映画とは関係なくまた日本に戻ってきて楽しみたい。おいしいものを食べ尽くしたい。奇跡的な素晴らしい国を経験するために、また戻ってきたい」と再来日を誓った。

 映画は、6月30日に日本で世界最速公開。東日本大震災で被災した日本に、スパイダーマンの雄姿や現実に立ち向かう強い心を届けたいということから決定した。(毎日新聞デジタル)

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