人気アイドルグループ「AKB48」のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」(高橋栄樹監督)の完成披露試写会が18日、東京都内で行われ、秋元康さんが舞台あいさつを前に会見。10年公開の前作に続く第2弾のドキュメンタリー映画となるが、「みんな精神的にも強くなったし、感謝も随所に出ていて、成長したなと思います」としみじみと語り、「AKBって大変だなあ、AKBがんばってるなあと思いました。みなさんにもぜひ見てほしい」とアピール。「何度も編集作業に立ち会ってたんですが、どうしても泣いてしまう。彼女たちの頑張りは素晴らしいと思うし、これで日本中に元気を送りたいと思います」と語っていた。
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今回の映画は、初のドームコンサート「よっしゃぁ~いくぞぉ~!in西武ドーム」や、シンガポールでの初の海外定期公演、「第3回AKB48選抜総選挙」をはじめとした名物イベントなど、AKB48の11年の舞台裏に完全密着。テレビには映らない、メンバーの苦悩や涙も映し出し、主要メンバーへの独占インタビューも行っている。
収録されたメンバーたちの頑張りに、「自分ももっと頑張らないといけないと思った」という秋元さん。「説教くさい映画でも、自分たちがすごいと言っているわけでもない。見てくれる人が勇気づけられる映画になったと思う」と述懐し、「(劇中でメンバーが)本当に泣いていることが多い。みんな傷ついている。ただ、傷ついて泣いているよりも、その傷がかさぶたになって強くなっていく。そういう体育会系の強さだなと思う。映画を見ていただくと、AKBはこんなに体育会系の運動部なんだと感動していただけると思います」と熱く語っていた。
昨年は念願の日本レコード大賞も受賞するなど華々しい活躍を見せたAKB48。今年の活動について聞かれた秋元さんは、「今いろいろ考えてます。野望? 野望はないですけど、インドネシアとか台湾のいろんなプロジェクトがどうなるか楽しみですね」とコメントした。また、春の甲子園の入場曲に「Everyday、カチューシャ」が選ばれたことには「作詞家としてもプロデューサーとしても夢なのでうれしいですね」と笑顔で、恒例となった「AKB48選抜総選挙」については、今年も実施するだろうとの見方を示した。
舞台あいさつには、前田敦子さん、高橋みなみさん、小嶋陽菜さん、柏木由紀さん、高城亜樹さん、高橋監督も出席した。映画は、27日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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