JUN SKY WALKER（S）：原点の地で完全復活ライブ　雨の中2500人が熱狂

　昨年10月に活動再開し、“完全復活”を宣言したロックバンド「JUN SKY WALKER（S）」が21日、バンドの原点である東京・代々木公園の野外音楽堂でフリーライブを行った。代表曲の「歩いていこう」や「START」など全10曲を歌い上げ、みぞれの降る中、集まったファンの前で、熱気を帯びたステージを披露した。ボーカルの宮田和弥さんは「2012年、完全復活しました！」と高らかに宣言し、「2011年はいろいろあったけど……。ジュンスカ世代がこれからの日本を支えていかないとな！」とファンに力強く呼びかけた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ライブは、全曲新たにレコーディングしたベストアルバム「B（S）T」（ベスト）の発売を記念して開催。原宿の歩行者天国「ホコ天」出身である「JUN SKY WALKER（S）」の原点の地でのライブに、約2500人のファンが集まった。

　21日は寒さが最も厳しくなるという「大寒」で、さらに雨が降り続ける悪条件の中、熱唱した宮田さんは「寒い中ありがとう。というより、ごめんな。おれも革ジャン脱ぎ捨てるわ！」とファンに謝罪しながら上着を脱ぐと、そのパフォーマンスにファンも喜び、一体となってライブを楽しんでいた。

　「JUN SKY WALKER（S）」は、ボーカルの宮田さん、ギターの森純太さん、ベースの寺岡呼人さん、ドラムの小林雅之さんの4人組。97年に解散し、07年に再結成。その後、08年のイベントを最後に活動を休止していたが、昨年、東日本大震災を受けて、チャリティーライブを開くため、活動を再開。11年10月には完全復活を宣言していた。（毎日新聞デジタル）